Tomorrow's Song

Add Some Music To Your Day.
I love you & I need you ふくしま / 猪苗代湖ズに怒髪天が届けに来ました。3月29日。道産子魂を。


ご無沙汰しております、という書き出しも何度目でしょうか。あおきです。忙しさにかまけて更新の手が止まり、紹介したい新譜もずいぶん貯めてしまったと思いはじめた頃に、東日本大震災がわたくしたちの生活をがらりと変えてしまいました。

あの日以降、楽しみにしていた公演の中止や延期(PaperbagLunchboxもOcean Color Sceneも!)が相次ぎ、CDのリリースは滞りました。数々のチャリティイベントやチャリティソングが鳴る一方で、エンターテインメント業界のあちこちからは悲鳴が聞こえてきています。

「ふくしまのために歌いたいんだ。いいだろ?」

あの日以来ことあるごとに「くちびるに歌を」と言い続けていたけれど、正直音楽を聴く気分になれない時期も長かったし、無理やり気分を盛り立てるように鳴らした音もあった。北海道原産、福島県育ちのわたくしはこの曲を聴いて、この三週間で一番ためらいなく泣いて、ようやく音楽に対する気持ちがリセット出来たような気がしています。増子兄ィが、こころもち「ふぐずまにぃ〜」ってなまってるのがもうたまんない。

こころなぐさめる曲を無料で公開したひとも、義援金のために販売したひとも、たくさんのひとを集めて歌うことで募金を募るひとも、いつも通りが一番の勇気だ!と演るひとも、矢も盾もたまらずボランティアの現場に飛び込むひとも。どうぞこれからもすてきな音楽を鳴らし続けてくださいますよう。待ってます。

■ototoy:猪苗代湖ズに怒髪天が届けに来ました。
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PBLive I / PaperBagLunchbox


リリースから1週間経って、ようやくプレイリストに入れました。単なる「アルバム購入特典」と言ってしまうには気合いの入りすぎている、そして熱のこもりすぎているライヴ盤、"PBLive I" を。どこまでも手を抜かないというか、とにかく自分たちの音を誰かの手元に届けたくてしかたないのだろうな、と思わせる一枚。収録されているのは、その多くがライヴハウスと通販のみで売られている「幻の2nd」こと "LOST AND FOUND" に収録されているもの。と、いうことは "GroundDisco" で初めて彼らの音に触れたひとにとっては、全く別の新曲群として響くわけで。太っ腹にもほどがある。

きちんとマルチで録られていたであろうライヴ音源は非常にハイクオリティだし、ライヴだからこそ見える各人の個性もはっきりと聴こえる。例えば「さよならメトロノーム」で、一気にハイトーンへ駆け上がるナカノ氏の声に驚いてみたり(感情があふれかえってカミカミなMCさえもすてきだ)、リズム隊と呼ぶにはあまりにもメロディアスでセクシーな倉田氏のベースにうっとりしたり、音源よりも数倍攻撃的な恒松氏の鍵盤の破壊力に腰を抜かしてみたり。アイ姐さんのドラミングの男前っぷりもたまんない。

こういうライヴ盤ってどうしてもオマケぽかったり、「現場はこんなじゃないんだけどな」という気分にさせられたりもするのだけど、今作に限っては、実際のステージから鳴る音にすごく近いものになっていると思う(まあ、まだ二度ばかりしかみたことがないのだけど)。ここから伝わらないのは、ステージにいるメンバーの表情、身体を揺らす音圧、そして素晴らしいライヴが持つ魔法みたいな不思議な雰囲気。まもなく始まるツアー、お近くに彼らがいるようならぜひともお運びください。ホントに。

アルバムに同封されているパスコードを使ってototoyからDLするのだけど、PDFファイルもついてくるのがニクい。そりゃあ印刷してケースにも入れますよ。ねえ。

■PBL: GroundDisco特設サイト
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GroundDisco / PaperBagLunchbox


(久しぶりのクロスレビュー。イワホリの記事もあわせてどうぞ

耳に届く音から、光や風を感じることがある。
それはステージでも、ヘッドホンからでも。

眠ってしまった誰かを起こさないように、そっとささやかれるナカノ氏からのメッセージ。愚直とも言えるその思いを受け取ってレコードをひっくり返し(たつもりになって)、B面の幕開けである「明け星」の冒頭で、わたしの耳は確かに光を感じた。夜まだき、ふと先に目を覚ました時の言いようのない心地よさと一緒に。

とっぷりと音に沈み込む夜から、きらきらとひかる朝、そしてひとつ前とはまったく違う風景の夜まで。先行して発表されていたトラックを聴く限り、みな底を静かに疾走するような鋭いイメージの作品になるかと思っていた。なので、全編を通して聴いた時の(特にB面!)明るさと力強さに驚いたのだ。喜びも、悲しみも、絶望も、希望も。彼らがこの5年間で得たすべての想いがこめられているのだろう。その葛藤を想像することさえ出来ないけれど、最後に鳴り終える音が優しくてあたたかな響きを持っていることだけで十分に嬉しい。

しなやかで歌心のあるベースライン、よくよく聴けば我の強いドラム(「明け星」の浮つかない跳ねっぷりったら!)、素直で、つややかで、それでいて容赦なく胸をわしづかみにするヴォーカル。重厚なサウンド・オブ・ウォールを築き上げる恒松氏の鍵盤から、時折隠しきれないコムロっぽさを感じてしまうのもくすぐったく、そしてうれしい。

聴けば聴くほどすっかり旧知の音であるような気がしてくるのだけど、実は出会ってまだ2ヶ月も経っていないのだ。初めて見たライヴは、ちょうどこの作品のリリースが告知された日。出会いから一連の流れもあわせて、大切にしたい作品がまたひとつ増えた。月末からは、この作品を携えて全国をくまなくまわるツアーもスタート。ステージから風が吹くような、そんな夜がいくつも生まれるんだろう。ファイナルのワンマンが、本当に楽しみ。

そうそう、「特典」というにはあまりにも力の入ったライヴアルバムについては、また明日。実はもったいなくてまだ聴いてない!

■PBL: GroundDisco特設サイト


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GroundDisco / PaperBagLunchbox
http://www.pbl.jp/grounddisco.html


Paper Bag Lunchbox、待望の、そして正真正銘のニュー・アルバム。
一曲目から丁寧に再生をしていき、6曲目"月のまばたき"が終わる頃、突然呟かれるメッセージ。だいたいこんな感じ。


「ぼくらは、アナログレコードをリアルタイムで知っている世代ではないけれど、このCDは、レコードのA面とB面という括りを意識して作られています。A面は、ここまでです。一度立ち上がって、針を上げ、レコードを裏返す事をしていたように、ここでもう一杯コーヒーや紅茶を入れたり、窓を開けたり、空を見上げたりして、一息入れてリフレッシュして下さい。そしてもう一度ゆったりとくつろげるような椅子に座りながら、もしくはもう一度ヘッドフォンを付け直して、続きを聴いて下さい。ここから、B面です。」


そう、PBLの音楽を聴く時に僕は、ちょっとだけ緊張する。重厚で奥行き深いキーボードの音像と、時に艶っぽく、時に突き刺さるようなヴォーカルは、非常にキャッチーであると同時に、文字通り耳を捕らえて離さない。故に、朝から室内に籠って作業していて、ふと窓の外を見たら真っ暗だったときのような感じを覚えたりもするのだ。ので、このメッセージを聴いたときはちょっと笑いながら、言われるがままに一時停止ボタンを押して、お湯を沸かしに行きました。


という効果も手伝ってか、音の強度は格段に増しながらも、非常に聴きやすい、そして開けた印象が。特にB面。A面が深海の中に沈められた宝石の煌めきを掴み取るような感じなら、B面は雲一つ無い夜空に降り注ぐ流星群がこちらに歌いかけてくるような。グランジのような激しい歪みも、チルウェイヴと言っても差し支えない(でもそれを言っちゃぁおしまいよ)ような浮遊感も、ダンスミュージック(DJで繋げるー!)然とした跳ねるビートも、全ては聴き手に真っすぐに向けられている。2011年最初に聴いたフルアルバムにして、ずっと聴き続けたいと思えるアルバムに出会えた事に感謝。ホント、アナログ、作って欲しいなー。


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マービン / みなしごオルケスタ
僕らは君の 君の手の中に落ちる 神のしずく
離れていく 離れていく想いの中 こぼれてく
声を 伝えては消えていく 神のかけら

PaperBagLunchboxのヴォーカル、ナカノ氏の別バンドである「みなしごオルケスタ」を寝る前なんかによく聴いている。シャープかつ緻密に組み上げられたバンドサウンドの上、全力で跳ね回るPBLとは対照的に、アコースティックな楽器と共に揺れ踊るような歌声は、やさしいお祈りみたいで耳に心地よい。

彼の歌声が持つ艶やかさはどちらも変わらないのだけど、歌にこめられた想いの質がまったく違うように聞こえる。いい意味で攻め気溢れるPBLと、ゆるり気を抜いた普段着のようなオルケスタと(この動画も相当ユルい)。魅力的なシンガーのいろんな面を見られるのはとても嬉しい。

まだまとまったサイトなどもないようだけど、PBLのライヴなどで4曲入りのCDが販売中(おや、現在追加生産中とのこと)。いちどライヴも見てみたいな。


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GroundDisco(intro)/ PaperBagLunchbox
2010年も終わりに近づいてきたタイミングで 突然すぎる恋に落ちた PBLことPaperBagLunchboxですが、この年の瀬差し迫ったタイミングで2011年に向けてのアクションが次々と発表されてました。なんかこう、いい風が吹いてる感じがする。

まず、1/12にリリースされる3rdアルバムの収録曲発表(「オレンジ」のリテイクが入ってる!)&冒頭2曲のフルサイズ視聴スタート。彼らの活動を長く知るわけではないけれど、1stとも2ndともまったく違う、とても明確で力強い音が鳴っていて、とても濃密な作品になってそうな予感。今作を買うと、前回ツアーの選りすぐりライヴ音源のDLパスコードがついてくるそう。ふとっぱら!全国津々浦々をめぐるツアーも圧巻。

■PBL officialweb: GroundDisco特設サイト

あと、先行フリーDLシングルだった「watching you」のヴィデオが完成相成った模様。初めてライヴで見たときから思ってたんだけど、ナカノ氏って本当に歌ってる時 "だけ" 表情が柔らかくなる。ふしぎ。間奏んとことか顔怖いもんな。でも、ほんとこんなにいい顔で歌うシンガーってそうそういないと思う。そして伊藤姐さん(年下だけど…)の絶対領域に目が釘付けになるのはいたしかたない。うむ。


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PaperBagLunchbox "Ground Disco" at 新宿MARZ
「とんでもない恋をしてしまった」

あるタイミングを境に、すべての風景が変わってしまうことがある。「今までの時間はいったいなんだったんだ?」と頭を抱えてしまうほどの、ほんの些細なきっかけで。それはきっと機が熟すのを待っていた結果なんだろう。待ってたことにさえ、気づかなくても。

イワホリの手になる深夜のラブレターみたいなエントリを読んで、彼らをそれと意識して初めて聴いたのが9:00。フリーDLキャンペーンに乗って "watching you" の音源が届いたのが12:00過ぎ。仕事中もずっと頭から離れないので新宿MARZに行くことにして、20:30には鼻先1mで彼らが歌ってた。ホリが彼らに再会した"LOST&FOUND"の曲を初めから全部と、ホリが彼らに出会うきっかけになった"オレンジ"までぜんぶ。22:30には既発のCD全部握りしめて「またライヴ来ます!」ってメンバー各氏にごあいさつした。なんだろうこのめくるめく展開。

CINRAの連載は、長くインディバンド界隈にいる身としてはあまりに正直で辛い。あらゆるバンドがこの手の葛藤に苦しみ、それでも音楽に焦がれ離れられずにいるのを知っているから。でも、それは決して「バンドの外」に向けて吐露されるべきものではなかったはずだ。それをあえて晒して見せる強さを得た彼らは、いったいどんな顔をして板の上に立つのだろう。それが見たかったというのも、ライヴに足を運んだ理由のひとつ。

ああ、とにかく、圧倒的な説得力を持つライヴだった。しっかりと腰の据わったリズム隊に、華やかでありトリッキーでもあるキーボード、そして体全体を鳴らして放たれる声の奔放さといったら。ナカノ氏、ステージ上では基本的に口角があがりっぱなし。あんた連載の中であんなに苦しんでたじゃねーかと言ってやりたいくらいに、跳ねて、踊って、煽って、ステージを自由に駆け回ってる。あんなに始終楽しそうな顔してうたう人はそうそういない。こっちもつられてほおがゆるむくらいの。研ぎ澄まされた言葉づかいが時々ざっくり胸に突き刺さったりしたけど、それも魅力のひとつ(ほとんど初めて聞く曲だったにも関わらず、ね)。

ラスト前のインタールードで、どこまでが準備された言葉かわからない、絞り出すような独白があった。ひとに優しくしたつもりが傷つけてしまう、無邪気に求めて傷ついてまた求めて、なんどもそれを繰り返してしまう。それでも、音楽だけがそれに応えてくれて、わがままを言える場所はここだけだった、と。…ああ、ホントどこまで正直者なのですか、あなたは。そして真っ白な轟音に「おやすみ」と繰り返す声が溶け、本編が終わる。なんて美しい。

思えば下北沢近辺を根城にして、もう10年活動しているバンドを知らなかったという事じたい不思議なのだ。彼らがスペシャルサンクスに挙げてるバンドはよく知ったものばかりだし、あまつさえ自分企画のイベントに出てもらったバンドさえいるのに!ずいぶん遠回りしたけれど、迷いの森を抜けた今のタイミングで出会えてよかった。「おかえり」なんて言えた義理はないけれど、どうかこれからをご一緒させてください。

イベントのオープニングを飾った、同名曲を。

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Watching You / PaperBagLunchbox
PaperBagLunchboxというバンドの"オレンジ"という曲が、とても好きだった。あれは確か2006年。だから、このブログのアーカイヴを見ても見当たらない。確か当時「フィッシュマンズとシガー・ロスのミッシングリンク」みたいなうたい文句で、その辺りの音が好きなリスナーからは凄い支持を受けていたように覚えている。モグワイあたりの轟音ギターバンドと見間違、、、聴き間違えるようなキーボードによるウォール・オブ・サウンド、シャープなドラムと粘っこくも揺れるベースラインの対比が印象的なリズム、そして、それこそ佐藤伸二を思い出させる、独特の浮遊感を持った声。1st「ベッドフォンタウン」は、その名の通りベッドルームと街をヘッドフォンで繋いでくれるアルバムだった。


しかしながら傑作1stをリリースした後、音源リリースは一切なし。自分にとって彼等の存在は2006年のその時の印象のまま止まってしまっていた。いつの間にか5年の歳月が過ぎ、新宿MARZのライブスケジュールで彼等の名前を発見し、あ、まだ活動していたんだ!と近況を見るべく検索窓を覗いたところ、以下の記事に出会ったのだった。読んだ事が無い方は、是非リンクに飛んで読んでみて。そのまま帰ってこなくていいから、ベランダに出て空を眺めるなり、ベッドにくるまって毛布を抱きしめるなり。


CINRA.NET連載『音楽を、やめた人、続けた人』


PBL空白の5年間。たまに思い返しては"オレンジ"を聴く程度のライトリスナーだった自分などは、この連載(まだ続くようです)を読んでも何も言う資格はないかもしれない。ただ、本当にこのタイミングで再会できたこと、そして彼等が新しい音源を再び聴かせてくれる事が、本当に嬉しい。しかも、この5年分の空白を一気に塗りつぶすかの如く、非常に精力的に再スタートを切っている。
現在バンドは「失われたセカンド・アルバム」に「Lost & Found」というまさしくそのものなタイトルを冠して、ライヴ会場とウェブサイト限定で発売(こちらも後日レビューします)。そして1月には、完全なる新作アルバムとして、3rdアルバムが発売されるという。
そしてそのアルバムから、"Watching You"がフリー・ダウンロードで入手することができる。入手方法も独特で、バンドの公式ツイッターアカウントをフォローすれば、ototoyのDL用パスコードを返信してもらえるというもの。ホント、バンドとして新しい音を携えて活動できる事を楽しんでいるんだろうな。"Somebody Watchin' You / 誰か僕を知らんかね" - ずっと見てたよ、って言ったら嘘になるけど、でもこうしてまた会えて、本当に嬉しい。





PBLofficial on twitter

http://www.pbl.jp/
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