さ、今日もサカナクションの話をしてもいいですかね。過日の先行試聴はきちんと時間通りに消えちゃったみたい。「セントレイ サカナクション」でググってこられる方、ごめんなさい、もうなにもありません…。

10月中旬に、配信限定でひっそりとリリースされていたリミックスシングルがとても興味深い。"三日月サンセット"と"サンプル"の2曲入り、彼らの楽曲の中でもとくに深夜のクラブにしっくりと馴染む楽曲を、大御所中の大御所FPM田中はんと、地元札幌のハウスシーンで活躍するKuniyukiがリミックス。…と聞けばゴリッゴリのフロアユースを想像するでしょう?

あにはからんや、聞こえてくるのはRemixというよりはReconstruction、完全にバラバラにされてもう一度つなぎなおされた、メロディライン以外はまるで馴染みのないちょっといびつなサウンド。なんていうか、決して出来が悪いわけではないのだけど、ガイコツのごとくゴツゴツしているのです。リミックスの方が踊れない、というのもなかなか珍しい。

夏にリリースされた配信ライヴ盤(瞬間最大風速的に、ColdPlayを抜いてチャート1位!)で披露されるライヴアレンジの方が、よっぽどリミックスっぽく響くという。図らずも彼らのもつメロディセンスと、丹念に磨かれた音色づくり、そしてグルーヴの巧みさを思い知ることになりました。3トラックまとめて聞いてみると面白いですぞ。

三日月サンセット/サカナクションサカナクション - GO TO THE FUTURE - 三日月サンセット
三日月サンセット / 「NIGHT FISHING IS GOOD」 TOUR 2008 in SAPPORO - EP サカナクション - 「NIGHT FISHING IS GOOD」 TOUR 2008 in SAPPORO - EP - 三日月サンセット (「NIGHT FISHING IS GOOD」 TOUR 2008 in SAPPORO)
■ myspace:Fantastic Plastic Machine… 三日月サンセット (FPM EVERLUST MIX)、フルコーラス聴けます。


で、お前は来日公演の感想をいつ書くんだ、という突っ込みは軽くスルーしつつレディオヘッド関連のお話を続けます。

ビヨークの新曲"Nattura"に、トム・ヨークがバック・コーラスで参加。他にもマーク・ベルやマシュー・ハーバートと、ビヨーク周辺人物オールスターというか、最強としかいいようが無いラインナップ。この曲は、アイスランドで行われた同名のフェスティバル/環境保護団体のチャリティとして作られたそうですが、これだけの人数でもウィ・アー・ザ・ワールド級の存在感。




Bj?rk - Nattura (feat. Thom Yorke) - Single - NatturaBjork / Nattura (feat. Thom Yorke)



カジヒデキ、先祖帰り。

いや、自分なんだけど。カジヒデキのニューアルバムはみごとに根岸くんのソロアルバムと化してました。だって、タイトルがもう「ロリポップ」ですもの!

「いとしのファニー・ガール」「エンジェリック・シンフォニー」「ハートは一つだけ」「ありがとうはママンのぬくもり」……。ああ、もう、タイトル見るだけで砂を吐きそうです。甘い。DMCで聴いた時は「カジくんが本気出しすぎて根岸の曲がキモくない」とか言ってたのに。そのままの勢いでアルバム一枚作っちゃったみたいです。

ここ数年は、すっかりオトナの余裕が漂う(なんてったってロンドン在住!)作品が続いてたけど、みごとに97年のスイッチ入っちゃったのなー。昨年MINI SKARTのデラックスエディションという名前の、MINISKART+90'sBESTがリリースされたのも今思えば布石だったのか(ホント?)。



ロリポップ / カジヒデキカジヒデキ - ロリポップ - 甘い恋人 (Album New Mix)

この秋、俺的ヘビロテ盤決定。他に言い様がない位、James Yuillのアルバム"Turning down water for air'が素晴らしいです。


James Yuill - Turning Down Water for Air - No SurpriseJames Yuill - No Surprise
http://www.myspace.com/jamesyuill

真っ先に頭に浮かんだコピーは「ひとりTEAM ROCK」。そう、"ばらの花""ワンダーフォーゲル"を擁する、くるり2001年の実験作にして傑作。ロック・チームくるりが、リスナーとして親しんだエレクトロニカやダンス・ミュージックを、ロックバンドとして肉体化しようという試みの成果と、限界のドキュメント。それを、たったひとりで行ってしまっているのが、このジェームス・ユイルという人なのかな、と思った。別に大学5回生っぽいルックスとメガネだからって適当なこと言ってるわけじゃない。
フォークトロニカ-彼のマイスペースのジャンルにも挙げられている、エレクトロニカとフォーク・ミュージックを組み合わせた言葉だけれど、彼の場合、いわゆる、チルアウト系のエレクトロニカというより、それこそここ数年のヨーロッパの主流であるニュー・レイヴ以降のエレクトロと、アコースティックな質感を組み合わせた曲調が多い。フォークトロ、とでも言えばいいのかな。そして、「フォーク」であること、つまり歌ものとしての意識、ポップ・ソングとしての完成度がきっちり高いところがポイント。ダンスフロアの早い時間帯にも、ラウンジイベントにも、幅広く使えそうだし、何より日常のサウンドトラックとしても、寄り添ってくれそう。いや、ホント、くるりみたい。繰り返すけど、好き。

この、"No Surprise"のPVなんて、マット・コスタが本当にpitifulに見える位、21世紀のフォーク・シンガーっぷりを見せつけてくれてます。
アコギを背負って、ツイードのケースにPowerbookとサンプラーとカオス・パッドセットしてガイコツマイクで歌う、って、隙が無さ過ぎ。もう一度繰り返すけど、大好き。


今日明日はRadiohead来日公演@さいたまスーパーアリーナでございます。

「High and Dryってレディオヘッドの曲だったんだ!」という台詞を21世紀になってから発したわたくしが、イワホリを差し置いて彼らの事を語るなどおこがましいのですが、このライヴへの期待感を押さえきれないので、福島県の良心こと音速ラインのカヴァーをかわりに置いておきます。オリジナルに忠実じゃないのに、とっても「らしい」名カヴァー。今回のツアーではやらないんだろうなー。

High and Dry / 音速ライン 音速ライン - RADIOHEAD Tribute -Master's Collection- - HIGH AND DRY

すっかり来日ノーマークだったバンド。先々週に来てたんですね。
スペシャルズに代表される2トーンや、クラッシュ直系のスカ/レゲエをサウンドの雛形とするバンドは、オーディナリー・ボーイズやデッド60sがヒットを飛ばした04-5年あたりから、ロックンロール・リヴァイヴァルの一つの型として再度脚光を浴びてきた。現在上記の2バンドは、前者はフロントマンのプレストンが実質的な解散/ソロアルバム準備中を宣言し、後者も正式に解散という少し寂しい現状であるものの、メトロズや、このザ・サーストといった、新世代のルーディーズ・バンドが今年になって出てきたのは個人的には嬉しいです。
1stアルバムの曲はどれもとんがっていて最高ですが、俺的キラーはこのM2。ストロークス以降すっかり定着した感のある、リード・ギターとヴォーカルがユニゾンするサビとか、しかもそのラインの歌詞がただ「ララララーラララーララララララー」とか。もう、無心で踊れます。ロン・ウッドのレーベルからとかメンバが全員黒人系、とかいう付加情報は(ホントは見過ごせないポイントだけれど)この際二の次なくらい、兎に角、ダンスミュージックとしてのポテンシャルが高いです。ビーチズと、ユアソン「アクション」の隣に並べたい1枚。


The Thirst - On the Brink - Watch Me Nowthe thirst - On the Brink
http://www.myspace.com/thethirstrockband


ショーケン×石野卓球。
この、一見異色も異色な名前の並びにニヤリとするひとは、きっとメロン牧場の熱心な読者でしょう。そして二人を繋ぐのはメディアレイピスト・宇川直宏!

既にiTSでは先行配信されていたそうですが(ノーマークだった)、今週、CDでのフィジカルリリースも。10月末には映像DVD付きのアルバムも出るとか。いや、しかし、まずは、ショーケン、ホント、凄まじいです。

ON! - 惑星のポートレイト 5億万画素 - Single -UKAWANIMATION! - 惑星のポートレイト 5億万画素 - Single - 惑星のポートレイト 5億万画素
http://ukawanimation.tv/


■「愚か者よ」ヤバい。マジで、ヤバい。




来日公演まであと1週間。レディオヘッドが、"Nude"に続き"Reckoner"のリミックス・コンテストを開催。9/23日から始まったこのコンテストは、iTSでパート毎に分けられた音素材を使って、自由にリミックスを行い、それを公認サイト上で公開出来るというもの。既に150以上のリミックスがアップされ、中にはDiploや、朝霧で来週来日するflying lotusなんかの名前も。
僕?ギターのアルペジオだけ拾ってstylophoneと同期させて遊んだりする程度ですが。

http://radioheadremix.com/

Radiohead - Reckoner (Instrument Stems) - EPreckoner(Instrument Stems) - EP

ああ、それでホリもわりとトラッドな黒ブチメガネにしたのね。納得。

ワタクシのメガネ・ヒーローと言えばもう彼しかいません。ギター・ヒーローでもあり、広大なオンガクの世界へ導いてくれたマスターでもあり、「細身ノッポメガネ好き」という嗜好まで見事に刷り込んだ張本人。元スパイラルライフ、元スクーデリア・エレクトロ、石田ショーキチ/小吉氏であります。この甘い声に何度泣かされた事か(え?)

"Love Your Life"という作品をかつてここで絶賛した事がありますが、この曲はそこに至るまでの人生を振り返る一曲。9歳でビートルズに出会い、19歳で初めてオリジナル曲を作って、20代は若さ故悶々と過ごし、32歳でコドモが生まれ世界が変わって、そろそろ40になるけれど、今も30年前と同じようにロックンロールとともに生きてるぜ、なんてさ。ちょっと赤裸裸すぎるオレ語りだけど、それが作品として成立しうるのがオンガクの素敵なところだ。

ちなみにワタクシも石田氏の影響でセルフレームのメガネにしました。もう15年も前の話ですけど…。

30 years before / 石田ショーキチ 石田ショーキチ - 30 years / BLACK BIRD - EP - 30years




Tahiti80、3年ぶりの4thアルバム"Active Center"が良いのですよ。

"Puzzle"の大ヒットから、はや9年。2ndではスペーシーなエレクトロを奏でてみたり、3rdでは骨太でダークな雰囲気を漂わせてみたりと、アルバムごとにそのスタイルを変えてきた彼らですがAXE RIVERBOY名義でのグザヴィエのソロ活動を経て、まさに原点回帰、ソフトロック路線に戻ってきました。

どのアルバムもそれぞれに好きだったけれど、やっぱりこういうシンプルな楽曲が、彼のすこし憂いのある歌声が映えると思う。日に日に涼しさを増す秋の気配に溶けていくようでさ。

ていうか、ベースのPedro、老け過ぎ!膨らみ過ぎ!きゃー!

All Around / Tahiti80 Tahiti 80 - Activity Center
■ myspace: Tahiti80


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