昨日のアオキ的キラーチューンに倣って、
私めのキラーチューン・10曲をリストアップしつつ、
自分的キラーチューンの再定義をしていこうかと思います。


She Loves You / The Beatles
My Generation / The Who
A Shot In The Dark / Roland Alfonso
Miracles / Jackson Sisters
Smells Like Teen Spirit / Nirvana
はいからはくち / はっぴぃえんど
キャンディ・ハウス / thee michelle gun elephant
ダンスナンバー / the Blue Hearts
グッドバイ / the High-Lows
クロマニヨン・ストンプ / ザ・クロマニヨンズ


うーん、クロマニヨンズ以外は、期せずして
全部13-16才の間に初めて聴いた曲になってしまった。
まぁ偶然なんだけど、あえてこのままにしたのは
やはり、時代やムードに関係なく突き刺さる、
強度の高さがキラーチューンのキラーたる所以かなと。


あと、キラーチューンはあくまで"tune"であって"Song"ではない、
ていうのも一つの選別ポイントになってます。
例えばはっぴいえんどは、作詞家ではなくドラマーとしての
松本隆さんの凄さに震えるし、
ハイロウズなら、「14才」とか「千年メダル」とか、
ミッシェルなら「ダニー・ゴー」とか、ここに挙げた曲以上に
いい曲だなと思う曲は数多くあるのだけれど、そこらへんは
「アンセム」って呼んだ方がしっくり来るかなと。

キラーチューンには、カサノバというか乱痴気というか、
いい意味で無責任な、好き勝手な匂いが相応しい。
何も背負ってくれないし、期待もおかまい無しな、
頭空っぽにして、ただ音に反応して楽しめればそれでいい。
「音楽は心で聴くものだ」なんて温い感傷は
キラーチューンには似合わない。耳で、体で反応しなきゃね。


もうちょっと具体例を挙げてみると、
アンダーワールドだと"Born Slippy"はアンセムで、"Morner"はキラーチューン。ピチカートだと"メッセージ・ソング"はアンセムで、"ツウィッギー"はキラーチューン、みたいな。なんとなく感じ、分かる?


次回はアオキ×イワホリのクロストークにて、
更にディープに、キラーチューン論を掘り下げて行きます!

イワホリには見事にマクラだけ書かれて丸投げされたのですが(世間ではこれを称して枕投げと言います)、今日はアオキ的キラー・チューンをいくつか挙げながら「キラーチューンとはなんぞ?」と考えていこうかと思います。「この1曲!」を書こうと思って考え出したら、いつまで経っても決められなかったので、自分なりの要素還元をしつつ。

・Better Days / Scudelia Electro
・天体観測 / Bump of Chicken
・サラウンド / クラムボン
・ロックンロール / くるり
・希望 / 100s
・七月七日 / Bungee Jump Festival
・Raspberry / Triceratops
・青い車 / Spitz
・Rocks / Primal Scream
・Freedom / The Jerry Lee Phantom

ぱっと思いつくのはこのあたり。ベタですか?どの曲もイントロの数小節で胸を射抜く楽曲。ワタクシにとってのキラー・チューンは、一音鳴った瞬間に思わず両腕が振り上がるような、心なし歩くスピードが速くなるような、多少強引にでも沈んだ気分を引き上げてくれるような、そういう曲。並べると、リフの印象的な曲が多い。リフ→どかーん!て展開が好きみたい。軽い助走で一気に炸裂するイメージ。

そして、なにより重要なのが「ひとみみ惚れ」するのがキラー・チューンだということ。街の雑踏の中、真夜中のクラブ、「新曲やります」のMCの直後、、、まさに一撃必殺ゆえのものではないかと。おそらくは作り手側も、その威力を十分に知って放つもの。

あれこれいろいろと考えていたら、キラー・チューン/アンセムに並ぶ賞賛の言葉として、「エヴァー・グリーン」てのも思い出した。最近あんまり言わないね?ポップかつ繊細な曲とか、聴けば聴くほどに染み込んでいくような曲には、むしろこの言葉が似つかわしいような気がする。時代も世代も超えていくような曲。必ずしもキラー・チューンがそうでない、という訳ではないけど。

---
ええと、いま触れておかなければ今後二度と書けないので書きますが、アオキのファースト・キラー・チューンは間違いなくこれ。フジ月9タイアップという当時最高のバリューを持って放たれたこの曲は、確実に時代のど真ん中を撃ち抜いたはず。まさに「イントロで思わず拳が上がる」こと間違いなし。風の強い日とか、扇風機の前で真似したでしょ?ね?

東京事変が表紙のMUSICA8月号、特集は「キラーチューンを撃つ!」
8月にリリースされる事変の新曲タイトル「キラーチューン」にそのまんま触発され作られたと思われるこの特集は、各ジャンルのアーティストにアンケート/インタビューによって迫る「自分にとってのキラーチューン」、そして洋/邦それぞれの、80's-00'sのキラーチューンを振り返る年表「時代を撃ったキラーチューン・AllStars」の大きく分けて二本立て。特に、サザン/MR.Childrenの名前を挙げるまでもなく、数々の名曲=キラーチューンを生み出してきたプロデューサー・小林武史氏のインタビューが破格に面白く、これを読むだけでも600円を支払う価値あり。


ところで「キラーチューン」って言葉、いつの間にこんなに浸透したの?
google等の検索サイトを使ってみると分かると思うけれど、カタカナでは件の事変の新曲、そして英語ではストレイテナーの代表曲か、メロン記念日のアルバムタイトルが上位に出てくる。つまり、日本のロックマーケット/ハロプロという狭い世界での流行語と言えないこともない。

僕の知る限りでは、スカ等のジャマイカン・ミュージックの世界では昔から、カッコいい曲のことを"killer tune"とか'Killer Track'と呼んでいて、実際にそのまんまのタイトルのコンピ盤も結構出ている。スカ界隈の話は、スカパラのJusta recordから昔出ていたコンピ・シリーズの一枚「Killer Ska Instrumental」内に収められたライナーノーツに詳しい。(余談だけれどこのシリーズのライナーはどれも素晴らしいので、スカパラは勿論、ジャマイカン・ミュージックに興味のある方は是非探しまわって手に入れてみて下さい。)

あと、いつの間にか浸透してきた音楽流行語として、「アンセム」てのもあるね。これの原語はAnthem、そう、国歌。故に、「みんなのうた」とでも言うか、スタジアムで大合唱!的な、誰でも知ってる曲っていうニュアンスはこちらの方が強いか。それに対してキラーチューンは、もっとクセがあるというか、賛否両論アリの、俺様度が高い表現のような気がする。あと、BPM早そう。
その辺の細かい違いであるとか、あと雑誌としての「キラーチューン」の定義付けみたいなものが、「MUSICA」特集の中であまりしっかり打ち出されていなかった印象があるのが少し物足りない感じがしたかな。ま、そんなに簡単なものじゃないんだろうけど。

というわけで、我々エキシビジョンも、我々なりの「キラーチューンとは?」をテーマに今週は展開して行きたいと思います。アオキ/イワホリそれぞれのマイ・必殺の曲語り、そして週末にはエキシビジョンのお家芸・クロストーク!!と持てる武器をフルに使って臨みたいと思います。乞うご期待!



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