ASH's AtoZの余波、じわじわと(たぶんね)。

RollingStoneの記事によれば、フレイミング・リップスが来年の1月から、毎月1曲録って出しリリースを始めるそう。「2,3年かけてアルバム作って、それを持ってまた2,3年ツアーに出るなんて飽きちゃった」とかウェインの談。レコード+ダウンロードで手元に届くことになるのかな。流石に「AtoZ」なんて無茶なコンセプトを掲げないあたり、オトナだわ(ほめてます)。さ、1年後またドラフト会議でもやりますか。

つうか、Soft Bulletin再現ライヴなんてやるのか、この年越しに!“The world’s biggest balloon drop, the world’s largest mirror ball and big, dangerous laser beams.” て。ちょう楽しそう。


ホリデーシーズンのはじめに届けられたこの曲を歌いながら、雪がちらつくのをなんとなく期待している今日です。余談ですが、「ホリデーシーズン」って言葉がすごく好き。日本の風習にはあまりしっくり来ないけれど、「師走」よりずいぶんわくわくする。

Coldplayからのクリスマスプレゼントは、思いきりハッピーなクリスマスソング。歌詞のあたたかさもさることながら、おもちゃ箱をそっと覗いているような、ていねいに作り込まれた夢いっぱいのMVもさらにすてき。メリー・クリスマス!

■iTS: Coldplay / Christmas Lights

どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女
願いを一つ唱えたところ 今日は美しいクリスマス

"amazarashi" というこのバンド、オフィシャルサイトを見ても「青森県むつ市在住の秋田ひろむを中心としたバンド」としか書かれていない。ライヴもまったくやっていない。これまでリリースされているMVはどれも共通するキャラクターと圧倒的な表現力を持っている。

この「クリスマス」も、手書きと2Dと3Dが交じり合ったPVの圧倒的なクオリティに度肝を抜かれる。そして甘い歌声と、ドラマチックで物語性の高い歌詞がじわりと来て、なんだかよくわからないままに何度も繰り返し聴いてしまう不思議な曲。今年出会ったクリスマスソングの中でいちばん印象深い。

個人的には、後半の戦闘シーンが高架橋脚のジャンクション風なのにもグッとくる。前半の牧歌的な風景からの唐突な場面転換にどんな意味があるのだろう。てるてるくんもかわいいしな。



■amazarashi official site



当ブログ『Tomorrow's Song』はこの記事を持って1000エントリを数えました。「ほぼ日刊」の看板を掲げながらもずいぶん失速した時期もありましたが(たはは)、なんとか三年目のうちにたどりついた。ものは試しとログファイルの文字数を数えてみたら110万文字!そのまま書籍化したら京極夏彦もびっくりの厚みになるほどのテキストを書いてました。

「千」の記念つったらどうしたってこの曲が頭に浮かぶ(風になって吹き渡ってもしょうがないし)。当時あまり熱心なヒロト&マーシーっこではなかったわたくしでも、初めて聴いたその瞬間に心をふっとばされた、あまりにも正直で、てらいのないラヴソングを今日は歌いたいのです。

それにしても、この曲を書いた時のヒロトが35才だったという事実、これにはなかなかグッとくる。もちろんわたくしたちヒロトじゃないけれど(そんなまさか!)まだまだピュアな気持ちで進んでいけるはずなのだ。すてきな音楽が世の中にある限り、たとえば千年、千年じゃ足りないかも。できるだけ長く続けてゆきますので、今後もどうぞご愛顧のほどを。


mp3(およびそれに類する音声圧縮技術)がわたしたちにもたらした一番大きな変化はなんでしょう。膨大なアーカイヴを手元に持ち運べること?物理的なメディアに頼らずとも音楽が流通されるようになったこと?いやいや、もっとも大きな変化は「音楽を楽曲単位で扱うようになったこと」だと思う。何万曲というライブラリからのシャッフル再生とか、「マイ・ベスト」とか「シングル買い」とか。アルバムをいちまい通して聴くこと、ずいぶん減ってません?

だけど、音楽の聴き方ってやっぱりそれだけじゃない。バンプのアルバムが出るたびに、いくつもの楽曲で紡がれる物語やパッケージデザインまで含めての世界観に没頭する楽しさと驚きを思い知ることになる。例えば、冒頭と最後に語り部が現れる "THE LIVING DEAD" 、アルバムをサウンドトラックにしたような掌編が同梱されていた "orbital period"、彼らの作品はいつだってそうだった。そして今回も、14曲/68分かけて鳴らされるおおきな物語が。

耳慣れたシングル曲も、全体の流れの中で聴くとまったく異なる彩りをみせる。確かに長い時間を費やして作られた作品なのだろうけど、音色の選び方やアンサンブルの組み立て方がとても緻密で心地がいい。バンプの音を聴いて心安らかになるだなんて、ねえ? また宇宙がモチーフなのねとちょっと苦笑いしつつも、ふわふわと夢見がちなのではなくしっかりと地に足がついた感に安心。そうだよね、彼らもみんなもう三十路を超えたのだ。いい年の取り方してる。

リードシングルの "モーターサイクル"、
「死んだ魚の目のずっと奥の 心に拍手を贈るよ」というラインに鳥肌。

OK GOがまた面白いことやってる!

たくさんの楽器を抱えた100人からの大所帯で街をパレード、その道程は上空20,000mにあるナブスター衛星に捕捉され、地図に彼らの名前を刻む…。そう、GPSを携えて動き回ることで、地図上に大きな地上絵を描いてみせたわけ。ひとつひとつの楽器には電飾がほどこされ、日が落ちてからのパレードはさながらエレクトリカルパレードのよう。ちょうすてき!




この映像は、Range Roverキャンペーン"Pulse of the City"のひとつとして製作されたもの。さまざまな人が、ログを取りながら世界の都市を移動していて、それが地図上に展開されている。iPhone/Androidアプリをインストールすれば、個人で参加することも出来るよう。ぶらぶらと散歩をしたり、どこかへ出かけるログが多い中、カクカクとロスの街区に描かれる「OK GO」の文字が燦然と光る。出くわしたかったなあ、これ。

■Range Rover: Pulse of the City

OCEANLANE、通算5作目のアルバムは"Urban Sonnet"という言葉どおり14曲もの楽曲が束ねられた力作。彼らのアルバムって、様々な楽曲がありながらも、最終的にきらきらとポップな印象を残すものと、ぐっと重心の低いヘヴィなものが交互にリリースされるイメージがあるんだけど今回は後者。どことなくkayくんのイメージが強い。リードトラックも彼がメインヴォーカルだし(初めてじゃない?)。

いわゆる「スタジアムロック」みたいなバンドにはあんまり興味がないのだけど、OCEANLANEがそういうバンドになったらいいのに、とはまにまに思う。でっかい会場で、夜風に吹かれながらシンガロングしたい。東京ドームじゃなくて、千葉マリンあたりのイメージ。こんだけメンバーひとりひとりが上手くて、なおかつライヴ映えするバンドなんだからいけるぜ、きっと。

MVもたいへんうつくしい。ただ惜しむらくは日本語字幕がついてること。(日本語訳された)英詞と日本詞ってやっぱり担う役割が違うのだよなあ。どうしたって日本語が先に入ってくる身としては、妙に薄っぺらい言葉に見えてしまうのがざんねん。



ちなみに"singin' a rain again"というアルバム収録曲、フレーズの韻律のうつくしさにうっとりした。しんぎんなれいなげん。「声に出したい英語」ってあるんだなあ。Hajimeくんの柔らかな声で歌われるせいも多分にあるのだろうけど。

■iTS: OCEANLANE / Urban Sonnet

学生運動でリアル・ロンドン・イズ・バーニング状態なイギリスでございますが、こちらも燃えてます。

クリスマス・シーズンのシングル・チャート首位がTVのオーディション番組"X-factor"の勝者のものになってしまうのにつまらなさを感じたリスナーがRage Against The Machineの"Killing in the Name"を首位にしようぜ!とネットを通じたキャンペーンを展開、見事勝利を納めた09年末から丁度一年。今年はどう出るイギリス人?と思ったら、流石モンティ・パイソンを生んだ国。想像の斜め上をいってます。



http://www.catm.co.uk/


ケイジ・アゲインスト・ザ・マシーン! ダジャレかよ!
そう、前衛音楽の象徴、ジョン・ケージの「4:33秒」をシングルチャートの一位にしようというのです。
レコーディングにはザ・クークスやオービタル等日本でも名の知られたミュージシャンが参加。でも勿論、楽器を鳴らすでも歌うでも無し。
つい最近、トム・ヨーク等が参加したチャリティ・シングルで"2minute silence"という、文字通り2分間無音のMp3ファイルが販売されたばかりですが、こちらも一応各種チャリティ団体に売り上げは寄付される様子。

レコーディング風景。いや、お前等、その楽器、弾かないだろ。


もっともらしいメイキング・ビデオ。


そしてリミックスも多数手がけられています。地下鉄の音をフィールド・レコーディングする者、テレビ番組をミュートで見ている様子を録音する者、5分33秒のエクステンド・ミックスに挑む者。。。みんなアホだ。

http://soundcloud.com/remixagainstthemachine


既に10日から、各種デジタルストアにて販売が開始されているようです。ケージの勝利なるか?



暮れの元気なごあいさつ、矢野顕子さとがえるコンサートに今年も行ってまいりました。今年もいちねんお世話になりました、来年もどうぞよろしくお願いしますと、誰とはなしにごあいさつに行く心持ちでNHKホールに向かうのも、もう4年目。

ここ数年不動のバンドメンバーと共に鳴らされる音はあまりにも正直で、それでいて卓越していて、なんだかもうため息しかでない。ピアノとギターとドラムとベースってこんな音がする楽器だったんだよな、と改めて思い知らされる。昨年はずいぶんしっとりたおやかだった覚えがあるのだけど、今年はえらくアグレッシブな面も見せられてドキドキした。

そして、あっこちゃんはもう音楽そのものみたいな存在だなあとしみじみ。自分が作ったメロディも他人が作ったメロディも関係なくて、彼女の身体をくぐって出てきたものは全部「あっこちゃん」になるんだ。Weezerだろうが、忌野清志郎だろうが、あまり知られていないカントリーだろうが、自分の過去の曲だろうがまったく関係ない、余人には真似の出来ないフリースタイルな歌とピアノ。それでも、"UTAU"を見てきた感想に「坂本さんみたいにピアノうまくなれたらいいのにねえ」とぽつりこぼすあたりまったくもって恐れ入っちゃう。

で、今年もこの曲に完璧に打ちのめされて、終演後のごはんが確定するわけです。今年はぐっとジャジーなアレンジになってた。今日演奏された曲のうち、一番スリリングなベースラインを持つのは間違いなくこの曲だった。そうそう、ドラムのジェイ氏&ベースのジェニファー嬢は、過日初めてラーメンを食べに行ったそう。毎度おなじみの曲ながら、本編終盤にあまりに鮮烈な印象をもたらしたのは、メンバー全員がこの楽曲に込められた真の思いを理解したからか!(ほんとかよ)

アレンジだけ聴くとまるで別の曲みたいだけど、やっぱりラーメン食べたくなる。熱いの。





昨年度の文化庁メディア芸術祭にて、「日々の音色」が大賞を受賞し一気に注目度が高まった感のあるSOUR、一年ぶりの音源リリース&新しいMVが公開されていました。TwitterとFaceBookと自分の手元にあるWebCam(!)と連動して展開されるインタラクティブ作品。前作のトーンをさらに推し進めた、すでに「映像作品」といったおもむき。ネット上に住んでいる自分が、ぐいぐいと作品に取り込まれていってあまりに衝撃的なのだけど、前作のような素朴な驚きはすこし薄れたかもしれない。

http://sour-mirror.jp/

いま現在、なかなかサイトに繋がりにくくなっているよう。YouTubeにはnon connected versionがあがっています。でも、ぜひサイトで見て欲しい。できればWebCamまでオンにして。



そうそう、今年の文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門は、サカナクションの「アルクアラウンド」が優秀作に。「「音楽」と「映像」。MVの二つの構成要素の主従関係が絶えず入れ替わり、スリリングなデッドヒートを演じる」という選評にぞくり。1シーン1カットという「日々の音色」とはある意味正反対の作品なのがまた面白い。


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