Tomorrow's Song
http://journal.exhivision.net/
Add Some Music To Your Day.
ja
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414786
I love you & I need you ふくしま / 猪苗代湖ズに怒髪天が届けに来ました。3月29日。道産子魂を。
ご無沙汰しております、という書き出しも何度目でしょうか。あおきです。忙しさにかまけて更新の手が止まり、紹介したい新譜もずいぶん貯めてしまったと思いはじめた頃に、東日本大震災がわたくしたちの生活をがらりと変えてしまいました。
あの日以降、楽しみにし...
ご無沙汰しております、という書き出しも何度目でしょうか。あおきです。忙しさにかまけて更新の手が止まり、紹介したい新譜もずいぶん貯めてしまったと思いはじめた頃に、東日本大震災がわたくしたちの生活をがらりと変えてしまいました。
あの日以降、楽しみにしていた公演の中止や延期(PaperbagLunchboxもOcean Color Sceneも!)が相次ぎ、CDのリリースは滞りました。数々のチャリティイベントやチャリティソングが鳴る一方で、エンターテインメント業界のあちこちからは悲鳴が聞こえてきています。
「ふくしまのために歌いたいんだ。いいだろ?」
あの日以来ことあるごとに「くちびるに歌を」と言い続けていたけれど、正直音楽を聴く気分になれない時期も長かったし、無理やり気分を盛り立てるように鳴らした音もあった。北海道原産、福島県育ちのわたくしはこの曲を聴いて、この三週間で一番ためらいなく泣いて、ようやく音楽に対する気持ちがリセット出来たような気がしています。増子兄ィが、こころもち「ふぐずまにぃ〜」ってなまってるのがもうたまんない。
こころなぐさめる曲を無料で公開したひとも、義援金のために販売したひとも、たくさんのひとを集めて歌うことで募金を募るひとも、いつも通りが一番の勇気だ!と演るひとも、矢も盾もたまらずボランティアの現場に飛び込むひとも。どうぞこれからもすてきな音楽を鳴らし続けてくださいますよう。待ってます。
■ototoy:猪苗代湖ズに怒髪天が届けに来ました。
]]>
topics
2011-04-03T00:30:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414785
MirrorDance / androp
うわものから順々に音を重ねて、裏打ちで高揚していくいかにもダンスミュージックマナーに寄り添った構成に、ニヤニヤがとまらない。キラキラとまわるミラーボールが見えるような。3枚目の作品にして、ついに恋におちたのを実感しました。あー、好き!
それぞれに異な...
それぞれに異なる想いを持つバンドを、安易にカテゴライズするのはよくないなと思いながらも。最近自分の耳が止まるのは、こういうダンスミュージックを経由したロック、しかもちょっと甘めの声が文学的な言葉を奏でるものばかり。それが名前のついたムーヴメントになるのがいいのか悪いのかはちょっとわかんないけど、この状況はちょっと嬉しいです。
ちなみにこの3rd album "Door"、モノとしても大変美しいつくりになってます。パッケージ空けた瞬間に、思わずちょっと声が出るくらいに。そうだった、2ndの "note"はノートみたいな糸かがり製本になってたんだった。
VIDEO
]]>
youtube
2011-02-23T20:34:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414784
2 blobs fucking
一人でやろうとするとこうなるよね。輪唱っぽくなりますがこのズレもそれはそれでアレンジのように聴こえなくもない。
丁寧に1つのヴィデオにまとめた人も。
これは壮観!12台のラップトップが並んでます。クラフトワークみたい。
こちらはオフィスの...
VIDEO
丁寧に1つのヴィデオにまとめた人も。
VIDEO
これは壮観!12台のラップトップが並んでます。クラフトワークみたい。
VIDEO
こちらはオフィスの会議室で。楽しそう。
VIDEO
個人的に感動したのがこちらのサイト!12のyoutubeページを一括で再生できるのと、ミキサーで音量バランスを調整できる。12の画面が並んでいると、映像のシンクロも鳥肌ものです。こういうのがオフィシャルじゃなくていちファンによって作られているっていうのも、面白いよね。
http://suavizado.com/twoblobs/
いやー、これだけ観てると、実際に12台スマートフォンなりパソコンを並べて、やってみたくなるなー。
無線LANも通っててそれだけ端末揃ってて。。。っていうと、アップルストアをジャックするのが一番てっとり早い気がしてきました。この週末あたりやってるグループとかいそうー。
"Zaireeka"という、4トラック同時再生アルバムとコンセプトとしては同じなんだけれど、ラジカセなりポータブルCDプレイヤなりを用意しなきゃいけなかった頃と違って、携帯電話で、しかも音源自体を自分で所有していなくても楽しめるっていう、リップスのコンセプトに技術が追いついた形でのZaireekaアップロード、とも言えるのかも。と同時に、改めてそんな実験的な遊びを、一曲ではなくアルバムという形で作り上げてしまった"Zaireeka"のクオリティの高さも再認識。有料アプリ出して欲しいなー。
]]>
2011-02-17T05:02:31+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414783
□□□/あたらしいたましい feat. 金田朋子
□□□ってほんと、次から次へと新しいところに踏み込んでいくなあ。
2/23にリリースされる新譜より、先行シングル的にヴィデオが公開されました。耳で聴く音に、まったく違うイメージを与えなおす映像。「たましい」をそう表すのか、とか。日本語の表記ってほんとうにゆ...
2/23にリリースされる新譜より、先行シングル的にヴィデオが公開されました。耳で聴く音に、まったく違うイメージを与えなおす映像。「たましい」をそう表すのか、とか。日本語の表記ってほんとうにゆたかだ。
こういう作品を見ると、今年の文化庁メディア芸術祭、エンターテインメント部門優秀賞に選ばれたMVが、サカナクションの「アルクアラウンド 」とamazarashiの「夏を待っていました 」の二作品だったのは、なかなか象徴的に思えてしまう。どちらも映像の中におけるタイポグラフィの重要度がとても高く、ふたつの作品が並べて展示されているのを見て、これからもっと音楽の中の「言葉」は自由に表現されるようになるのかも、なんて思った矢先だったので。
この曲からうける印象からすると、フィールドレコーディングが前面に押し出された前作とはまた全然違った手触りのアルバムになってそうだな。リリースが楽しみ。
VIDEO
]]>
youtube
2011-02-16T09:32:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414782
the Kings Of Limbs / Radiohead new album!
http://thekingoflimbs.jp/index.php
いやー、びっくり。何がびっくりって、自分のあまりの驚かなさっぷりに。
いや、驚いてはいるんだけれどさ、実際。そりゃあ、レディオヘッドのニューアルバムですもの。
っていうか、「イン・レインボウズ」のリリースか...
http://thekingoflimbs.jp/index.php
いやー、びっくり。何がびっくりって、自分のあまりの驚かなさっぷりに。
いや、驚いてはいるんだけれどさ、実際。そりゃあ、レディオヘッドのニューアルバムですもの。
っていうか、「イン・レインボウズ」のリリースからもう3年以上経っているっていうのに驚きか、むしろ。
この3年間の間に、インターネット先行/限定で音源を発表するアーティストはもの凄く増えたし、フリーで聴ける音楽の数は、リーガルなものだけでも相当増えた実感がある。熱心なファンの為にリミテッドのヴァイナルがリリースされることも一般的になったし(というか、フィジカルなパッケージ自体があまり在庫を作らないというか、売り切りのような数しか作られていない様な実感すらある)、ASHのAtoZのように、配信での曲単位のみでの販売が評価を得て、CDアルバムの発売に至るというような過程も見て来た。それにHMVの店舗縮小のように、そもそもショップ自体が身近でなくなる、、、なんていうあんまり嬉しくない出来事だって体験している。うん、この3年間、音楽を聴くという体験には、「いろいろあった」。だから、極力リークを抑えるべく、発売の直前にネットで発表されることにも、配信先行でリリースされることにも、オフィシャルサイトから直接予約をしないと買えないスペシャル・エディションにも、さほど驚きは感じなかった。勿論、2度目と言うこともあるのだろうけれど、日本語のページも用意された特設サイトの購入手続きはとてもシンプルかつスムーズだし、購入するリスナーとしても、「レディオヘッドの新作をウェブで予約する」という行為を当然のこととして受け止めているのかな、なんて思いながらあっさり予約完了。土曜日にはダウンロードが開始。うーん、改めて、凄い時代になったもんだ。
]]>
topics
2011-02-15T05:48:05+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414781
Two Blobs Fucking / Flaming Lips
"Zaireeka"から14年の歳月を経て、フレーミング・リップスがまたやってくれました。
12のトラックを同時に再生する事で1曲が出来上がる!
こちらが本人によるレクチャーヴィデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=2iHIXaVKQfA
"Zaireeka"の時の主要なメディア...
12のトラックを同時に再生する事で1曲が出来上がる!
こちらが本人によるレクチャーヴィデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=2iHIXaVKQfA
VIDEO
"Zaireeka"の時の主要なメディアはといえばCD/カセット/MD。リリース当時はiPadはおろか、まだiMacすら無かったんじゃないか?なんで、殆どの人達が、ラジカセを4台用意してせーの!でボタンを押して、、、という形で同時再生を試みてたはず。このサイト の方とか凄いです。
そして今回の"Two Blobs Fucking"の公開に使用されたのはyoutube。最先端!(笑)
iPhone等の携帯メディアを12台用意して、それぞれのトラックをいったん読み込んで、用意が出来たらいっせーのせっ!と、再生するところはそりゃまぁ昔も今も一緒ですわね。でも今回はトラックが3倍。私、デスクトップに12個ウインドウを開いて同時再生を試みましたが、どんなに素早くクリックしても上手く同時再生できませんでした。まーでもこれだけスマートフォンが普及して来たわけですから、12人集まって再生会開くのも、それ程大変ではないかも。駅のホームとかで並んでいきなり同時再生とかしてみたい。
Track 001 http://www.youtube.com/watch?v=RYT_t5y_9Qg
Track 002 http://www.youtube.com/watch?v=naz5dPvVxcA
Track 003 http://www.youtube.com/watch?v=B0QJ6aoHQcA
Track 004 http://www.youtube.com/watch?v=PiOR4N9LBRU
Track 005 http://www.youtube.com/watch?v=dlBmaCJUHCg
Track 006 http://www.youtube.com/watch?v=0Sbmh9Fz-v8
Track 007 http://www.youtube.com/watch?v=IAFI0F7qPzg
Track 008 http://www.youtube.com/watch?v=Syt-sSc4LoQ
Track 009 http://www.youtube.com/watch?v=uZ63Gf10x5g
Track 010 http://www.youtube.com/watch?v=8n0qCVF-U7k
Track 011 http://www.youtube.com/watch?v=wnKvDRAxkeA
Track 012 http://www.youtube.com/watch?v=ENHXvtn1d1M
]]>
youtube
2011-02-15T05:13:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414779
WONDER GEARS / Proxyon
待ち合わせの暇つぶしにぶらぶら視聴機を渡り歩いていたら、「なんかジェッジみたい?」って印象のジャケットが目に止まって、手に取ったらオビを藤戸氏が書いてた。聞いてみたら、7,8年前のジェッジが2011年にいるみたいな音。ワアオ!こういう出会い方って、やっぱ...
待ち合わせの暇つぶしにぶらぶら視聴機を渡り歩いていたら、「なんかジェッジみたい?」って印象のジャケットが目に止まって、手に取ったらオビを藤戸氏が書いてた。聞いてみたら、7,8年前のジェッジが2011年にいるみたいな音。ワアオ!こういう出会い方って、やっぱりレコードショップあってのことなんだよなぁ。
プロキシオンという若いスリーピースバンド、今作が初リリース。片手にギター、片手にエレクトロを携えて疾走するロックバンド。こういうバンドに女性のメンバーがいてコーラスしてるのってすごくいいな。よくよくクレジット見たら、プロデューサーは251の高塚氏、ドラムテックにタナカジュンの名前が(元Gashの面々だ!)。偶然に出会うバンドが、結局自分の聴いてきた音楽と遠くない流れにあるっていうのはなんだかすてきだ。
iTSでの販売価格が600円となぜかちょうお値打ち。まとめてどぞ。
■iTS:WONDER GEARS / Proxyon
ライヴの編成もまるでジェッジ!ボーカルも華奢そうなメガネくん。ふふふ。
VIDEO
]]>
iTS
2011-01-24T14:08:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414780
waves / Hi-5
「もっと表舞台に出てきてくれたらいいのに」なんて愚痴めいたエントリから2年半、流通盤としてはなんと6年ぶりのHi-5の新作!ああ、彼らのきらめきはまったくブレていない。嬉しい。
ダンスミュージックとロックバンド、ダンスフロアとライヴハウス。どの立ち位置...
「もっと表舞台に出てきてくれたらいいのに」 なんて愚痴めいたエントリから2年半、流通盤としてはなんと6年ぶりのHi-5の新作!ああ、彼らのきらめきはまったくブレていない。嬉しい。
ダンスミュージックとロックバンド、ダンスフロアとライヴハウス。どの立ち位置でも、どんな場所でも彼らのサウンドは心と体を踊らせてくれる(無論、仕事帰りのヘッドフォンのなかでも!)ストレートすぎて、どうにも甘えたさんな歌詞に照れながらウキウキするのもいいじゃない。
iTSのバイオグラフィーにある活動ジャンルが「チルドレンズ・ミュージック」になってるのに、くすりと笑う。これ聴いて育つちびっこは将来有望だな!
■iTS: waves / Hi-5
■Hi-5 "waves"特設サイト
]]>
iTS
2011-01-22T14:32:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414778
PBLive I / PaperBagLunchbox
リリースから1週間経って、ようやくプレイリストに入れました。単なる「アルバム購入特典」と言ってしまうには気合いの入りすぎている、そして熱のこもりすぎているライヴ盤、"PBLive I" を。どこまでも手を抜かないというか、とにかく自分たちの音を誰かの手元に届け...
リリースから1週間経って、ようやくプレイリストに入れました。単なる「アルバム購入特典」と言ってしまうには気合いの入りすぎている、そして熱のこもりすぎているライヴ盤、"PBLive I" を。どこまでも手を抜かないというか、とにかく自分たちの音を誰かの手元に届けたくてしかたないのだろうな、と思わせる一枚。収録されているのは、その多くがライヴハウスと通販のみで売られている「幻の2nd」こと "LOST AND FOUND" に収録されているもの。と、いうことは "GroundDisco" で初めて彼らの音に触れたひとにとっては、全く別の新曲群として響くわけで。太っ腹にもほどがある。
きちんとマルチで録られていたであろうライヴ音源は非常にハイクオリティだし、ライヴだからこそ見える各人の個性もはっきりと聴こえる。例えば「さよならメトロノーム」で、一気にハイトーンへ駆け上がるナカノ氏の声に驚いてみたり(感情があふれかえってカミカミなMCさえもすてきだ)、リズム隊と呼ぶにはあまりにもメロディアスでセクシーな倉田氏のベースにうっとりしたり、音源よりも数倍攻撃的な恒松氏の鍵盤の破壊力に腰を抜かしてみたり。アイ姐さんのドラミングの男前っぷりもたまんない。
こういうライヴ盤ってどうしてもオマケぽかったり、「現場はこんなじゃないんだけどな」という気分にさせられたりもするのだけど、今作に限っては、実際のステージから鳴る音にすごく近いものになっていると思う(まあ、まだ二度ばかりしかみたことがないのだけど)。ここから伝わらないのは、ステージにいるメンバーの表情、身体を揺らす音圧、そして素晴らしいライヴが持つ魔法みたいな不思議な雰囲気。まもなく始まるツアー、お近くに彼らがいるようならぜひともお運びください。ホントに。
アルバムに同封されているパスコードを使ってototoyからDLするのだけど、PDFファイルもついてくるのがニクい。そりゃあ印刷してケースにも入れますよ。ねえ。
■PBL: GroundDisco特設サイト
]]>
PaperBagLunchbox
2011-01-20T23:16:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414777
GroundDisco / PaperBagLunchbox
(久しぶりのクロスレビュー。イワホリの記事もあわせてどうぞ)
耳に届く音から、光や風を感じることがある。
それはステージでも、ヘッドホンからでも。
眠ってしまった誰かを起こさないように、そっとささやかれるナカノ氏からのメッセージ。愚直とも言える...
(久しぶりのクロスレビュー。イワホリの記事もあわせてどうぞ )
耳に届く音から、光や風を感じることがある。
それはステージでも、ヘッドホンからでも。
眠ってしまった誰かを起こさないように、そっとささやかれるナカノ氏からのメッセージ。愚直とも言えるその思いを受け取ってレコードをひっくり返し(たつもりになって)、B面の幕開けである「明け星」の冒頭で、わたしの耳は確かに光を感じた。夜まだき、ふと先に目を覚ました時の言いようのない心地よさと一緒に。
とっぷりと音に沈み込む夜から、きらきらとひかる朝、そしてひとつ前とはまったく違う風景の夜まで。先行して発表されていたトラックを聴く限り、みな底を静かに疾走するような鋭いイメージの作品になるかと思っていた。なので、全編を通して聴いた時の(特にB面!)明るさと力強さに驚いたのだ。喜びも、悲しみも、絶望も、希望も。彼らがこの5年間で得たすべての想いがこめられているのだろう。その葛藤を想像することさえ出来ないけれど、最後に鳴り終える音が優しくてあたたかな響きを持っていることだけで十分に嬉しい。
しなやかで歌心のあるベースライン、よくよく聴けば我の強いドラム(「明け星」の浮つかない跳ねっぷりったら!)、素直で、つややかで、それでいて容赦なく胸をわしづかみにするヴォーカル。重厚なサウンド・オブ・ウォールを築き上げる恒松氏の鍵盤から、時折隠しきれないコムロっぽさを感じてしまうのもくすぐったく、そしてうれしい。
聴けば聴くほどすっかり旧知の音であるような気がしてくるのだけど、実は出会ってまだ2ヶ月も経っていないのだ。初めて見たライヴは、ちょうどこの作品のリリースが告知された日。出会いから一連の流れもあわせて、大切にしたい作品がまたひとつ増えた。月末からは、この作品を携えて全国をくまなくまわるツアーもスタート。ステージから風が吹くような、そんな夜がいくつも生まれるんだろう。ファイナルのワンマンが、本当に楽しみ。
そうそう、「特典」というにはあまりにも力の入ったライヴアルバムについては、また明日。実はもったいなくてまだ聴いてない!
■PBL: GroundDisco特設サイト
]]>
PaperBagLunchbox
2011-01-13T00:08:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414776
GroundDisco / PaperBagLunchbox
http://www.pbl.jp/grounddisco.html
Paper Bag Lunchbox、待望の、そして正真正銘のニュー・アルバム。
一曲目から丁寧に再生をしていき、6曲目"月のまばたき"が終わる頃、突然呟かれるメッセージ。だいたいこんな感じ。
「ぼくらは、アナログレコードをリア...
http://www.pbl.jp/grounddisco.html
Paper Bag Lunchbox、待望の、そして正真正銘のニュー・アルバム。
一曲目から丁寧に再生をしていき、6曲目"月のまばたき"が終わる頃、突然呟かれるメッセージ。だいたいこんな感じ。
「ぼくらは、アナログレコードをリアルタイムで知っている世代ではないけれど、このCDは、レコードのA面とB面という括りを意識して作られています。A面は、ここまでです。一度立ち上がって、針を上げ、レコードを裏返す事をしていたように、ここでもう一杯コーヒーや紅茶を入れたり、窓を開けたり、空を見上げたりして、一息入れてリフレッシュして下さい。そしてもう一度ゆったりとくつろげるような椅子に座りながら、もしくはもう一度ヘッドフォンを付け直して、続きを聴いて下さい。ここから、B面です。」
そう、PBLの音楽を聴く時に僕は、ちょっとだけ緊張する。重厚で奥行き深いキーボードの音像と、時に艶っぽく、時に突き刺さるようなヴォーカルは、非常にキャッチーであると同時に、文字通り耳を捕らえて離さない。故に、朝から室内に籠って作業していて、ふと窓の外を見たら真っ暗だったときのような感じを覚えたりもするのだ。ので、このメッセージを聴いたときはちょっと笑いながら、言われるがままに一時停止ボタンを押して、お湯を沸かしに行きました。
という効果も手伝ってか、音の強度は格段に増しながらも、非常に聴きやすい、そして開けた印象が。特にB面。A面が深海の中に沈められた宝石の煌めきを掴み取るような感じなら、B面は雲一つ無い夜空に降り注ぐ流星群がこちらに歌いかけてくるような。グランジのような激しい歪みも、チルウェイヴと言っても差し支えない(でもそれを言っちゃぁおしまいよ)ような浮遊感も、ダンスミュージック(DJで繋げるー!)然とした跳ねるビートも、全ては聴き手に真っすぐに向けられている。2011年最初に聴いたフルアルバムにして、ずっと聴き続けたいと思えるアルバムに出会えた事に感謝。ホント、アナログ、作って欲しいなー。
]]>
PaperBagLunchbox
2011-01-12T05:08:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414775
マービン / みなしごオルケスタ
僕らは君の 君の手の中に落ちる 神のしずく
離れていく 離れていく想いの中 こぼれてく
声を 伝えては消えていく 神のかけら
PaperBagLunchboxのヴォーカル、ナカノ氏の別バンドである「みなしごオルケスタ」を寝る前なんかによく聴いている。シャープかつ緻密に組み...
離れていく 離れていく想いの中 こぼれてく
声を 伝えては消えていく 神のかけら
PaperBagLunchboxのヴォーカル、ナカノ氏の別バンドである「みなしごオルケスタ」を寝る前なんかによく聴いている。シャープかつ緻密に組み上げられたバンドサウンドの上、全力で跳ね回るPBLとは対照的に、アコースティックな楽器と共に揺れ踊るような歌声は、やさしいお祈りみたいで耳に心地よい。
彼の歌声が持つ艶やかさはどちらも変わらないのだけど、歌にこめられた想いの質がまったく違うように聞こえる。いい意味で攻め気溢れるPBLと、ゆるり気を抜いた普段着のようなオルケスタと(この動画も相当ユルい)。魅力的なシンガーのいろんな面を見られるのはとても嬉しい。
まだまとまったサイトなどもないようだけど、PBLのライヴなどで4曲入りのCDが販売中(おや、現在追加生産中 とのこと)。いちどライヴも見てみたいな。
]]>
PaperBagLunchbox
2011-01-10T19:30:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414774
Wildflower / Northern Bright
手を伸ばし 君の心掴むよ 悲しみの果てに
すべてを受け止めるあの花のように
イワホリがレギュラーDJをつとめるすてきなインディロックパーティ、"from england to me!" が今月で二周年!アニバーサリーのすてきな夜は、ゲストDJの曽我部恵一&新井仁両氏の突発アコー...
すべてを受け止めるあの花のように
イワホリがレギュラーDJをつとめるすてきなインディロックパーティ、"from england to me!" が今月で二周年!アニバーサリーのすてきな夜は、ゲストDJの曽我部恵一&新井仁両氏の突発アコースティックライヴで幕を閉じたのですが(手を伸ばせば届きそうな距離で聴くサニーデイって!)、新井さんの曲も聴きたかったなあ、なんて気持ちも少し。
そんな贅沢な気持ちをかかえて、帰りの電車で久しぶりに聴いたノーザンブライトが素晴らしかった。指折り数えれば、もう12年も前の曲! 壮大なストリングスアレンジ、それに押されることのない力強い歌声で語られる静かな想い。冬の明け方、冴えざえとした空気にとてもよく映えて胸が詰まる。
サニーデイ・サービスのサポートギタリスト、スナフキンよろしく全国津々浦々を訪ね歩くアコースティックライヴ、四十路バンドマンの恐ろしさを見せつけられる(おい)SCOTT GOES FOR…。相も変わらず精力的な活動を展開している新井氏ですが、じつは日本語で歌うバンドをまたやってくれやしないかと思ったりもするのです。
■official site: LIFESTYLEMUSIC
■Tomorrow's Song Search: 新井仁
氏、当時とまったく顔が変わらない。なんで…。
]]>
youtube
2011-01-08T15:47:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414773
My Mind Wanders / Peridots
以前紹介した事もあるPeridots、しばらく名前を見ていないなあと思ったら、まさかの1stフルアルバムが出てました。すっかり見逃してた。面出しされたレコード屋の棚で、ぐっと目を引きつけるジャケットもすばらしい(そう、手に取ってようやく彼だと気がついたのだ)...
以前紹介した事もある Peridots、しばらく名前を見ていないなあと思ったら、まさかの1stフルアルバムが出てました。すっかり見逃してた。面出しされたレコード屋の棚で、ぐっと目を引きつけるジャケットもすばらしい(そう、手に取ってようやく彼だと気がついたのだ)。
彼の発音というか、単語をフレーズに乗せるタイム感がものすごく好き。もともと印象的な歌声の持ち主ではあるのだけど、なんというか凄みさえ感じるようになって来た。きらきらとセンスのいいポップソング・メイカーから、より陰影がくっきりした振幅の広い表現を手に入れた印象。3年以上すっかり目が離れていたけど、その間にすてきに年を重ねていたのだろうな。うれしい。
■iTS: Peridots / My Mind Wanders
■Peridots online
]]>
iTS
2011-01-06T18:02:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414772
「スガシカオは如何にして10年選手のミュージシャンとなったか」
ぼんやりとした正月気分をまだ引きずりつつ(仕事始めはもうちょっと先!)年末にTwitter上でつぶやかれた、すばらしいスガシカオ論考をご紹介。いわゆる音楽畑ではない、熱心な愛好家であるひとりの人からこういうテキストが出てくるのって、なんだかとてもワクワクする...
■Togetter :「スガシカオは如何にして10年選手のミュージシャンとなったか」
デビュー以来、気がつけば「なんかちょっと変わった?」と思いつつ付き合ってきたシカオちゃんの歩みが、驚くほど明解に整理され、論じられている。それこそ "CLOVER"で出会い、初めて見たライヴ(それはちょうどFamily Suger期だった)のどファンクぶりに度肝を抜かれのめりこんだ自分にぴったりハマる。あまり熱心に彼の音楽以外の言動を追いかけてはいなかったので、改めて読むと非常に納得がいくもので面白い。
論考の最後に引用されている、シカオちゃんの発言がたいへん素敵なので再掲しておく。いやあ、このおっさんあらためてすごい。
たとえばさ、木に実がなっててさ、偶然通りがかって食べたらおいしくって、だけど3日後に来たら実が熟して、もう食べられませんでしたと。でも木は生きてるんだから、それは当然のことで。木に対して『どうして腐ったんだ!?』ってことは言わないじゃない?誰も。
僕らもおんなじですよね。10代の頃からずっと音楽をやってきて、その時にできあがった最高のものを果実として出すわけですよ。それが商品になってて、みんなに届くわけ。で、偶然そん時に自分と肌が合ったと。
でも僕はもうそこには、すでにそん時いないんですよ。〈黄金の月〉を作った時はもう〈あまい果実〉のことを考えてたし、〈あまい果実〉を作った時はもう次のステップのことを考えてた。というふうにどんどん前に歩いていくし、成長していくし。もしかしたら腐っていってんのかもしんないし――
長く、変化を続ける彼のキャリアから、いちばん最初と、最新の曲を。
]]>
books/magazine
2011-01-04T11:00:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414771
whatever / OASIS
明けましておめでとうございます。例年通り、実家で迎えるのんびりとしたお正月を満喫しておりますが、本日の箱根駅伝中継を見ていて、とある企業CMにおみかん取り落としそうなほどびっくりした。ファ、ファミマさん…?
■ファミリーマート企業CM:これからも、ずっと家...
■ファミリーマート企業CM:これからも、ずっと家族のように。
あまりに不釣り合いなチョイスに(いや、素敵なCMだったけど)ポカンとしたのもつかの間、結局一日じゅう彼らの音が頭から離れなかったのでした。自分の部屋で、街なかをヘッドホンで、深夜のクラブで、シンガロングしか聴こえないスタジアムで、思い入れたっぷり誰かのカヴァーで、適当なはなうたで…。たくさんの場面で何百回も耳にしてきた曲だけど、あらためて襟を正して聴いた時に、この曲と詞がもつ力強さは15年前となにひとつ変わりはしない。なんであろうと僕は思いのままだし、なんであろうと君は自由なのだ。
新しい年の初めに、ずっと好きなものにあらためて想いを寄せられたのはなんだか幸先がいい。しみじみとした感慨にふけりつつYouTUbeで当時のビデオを見て、全員のどんくさい田舎のアニキっぷりに苦笑いするのもわるくない(よね?)
]]>
youtube
2011-01-02T23:52:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414770
中村一義
Happy New Year, May the Music Be With You!!
というわけで本年最初は、昨日まつきくんの音楽の引き合いに出した、中村一義くんの話題を。
遂にといった感じの、中村一義ソロ名義/100s通じてのオールタイム・ベスト盤。そして、今まで全てのアルバムを網羅したボッ...
というわけで本年最初は、昨日まつきくんの音楽の引き合いに出した、中村一義くんの話題を。
遂にといった感じの、中村一義ソロ名義/100s通じてのオールタイム・ベスト盤。そして、今まで全てのアルバムを網羅したボックスセットの発売。そしてそして、「魂の本〜中村全録」と題された、バイオグラフィ本までもがリリース。出所は「コンティニュー」の太田出版とくればもうこれは間違いない。
特設サイト
http://avexnet.or.jp/nakamurakazuyoshi/
まつきくんと一枚目、二枚目の頃の中村くん(どちらもついつい”くん”呼ばわりしてしまうのです、すみません)を何となく重ねてしまうのは、宅録、ビートルズという分かりやすいキーワードがまず大きいのだけれど。それと、自室でひとりで作られた音楽が、リスナーという他者との出会いによって劇的な広がりを生むところ。改めて、「生きている」の歌詞から、もうひとつ。感動的なアウトロ直前の、最後のフレーズ。
「みんなを待つ誰かや、みんなを待つ誰かも、出会えるといいな。列車は走るんだ。」
マット・シャープ率いるthe rentalsの大名曲"Waiting"を彷彿とさせる、誰もが泪するであろうメロディを待ち人になぞらえた、号泣もののフレーズ。っていうか、書きながら泣いてる、俺。
去年一年の中村君の活動は、変則的かつ静かなものだった。kika-gakuと題されたウェブサイトによるウェブマガジン、育ての親であり人生の大いなる道標だった祖父祖母、そして妻早苗さんとの対談集の発行といった、自分のルーツを辿り、総括するような歩みだったとも言える。そしてこのベスト盤も、それに準ずる流れに思える。その先があるのかどうなのか今のところなんのアナウンスもないけれど、いずれにせよ、ベックでありジョン・レノンであり、スティービー・ワンダーでもあり赤塚不二夫でもある彼の歩みを振り返ることを、僕は避ける事ができない。
]]>
topics
2011-01-01T00:00:54+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414769
あなたの人生の物語 / まつきあゆむ
まずは、今年のはじめに、僕が『一億年レコード』について書いた感想を再掲します。
§
スタイルとしての魅力以上に、これも当たり前なんだけれど作品としての質も素晴らしい。フィジカルでいうところのダブル・アルバム、「地球編」と「宇宙編」合わせて26曲、合計2...
§
スタイルとしての魅力以上に、これも当たり前なんだけれど作品としての質も素晴らしい。フィジカルでいうところのダブル・アルバム、「地球編」と「宇宙編」合わせて26曲、合計2時間以上というボリューム、まるでベックがビートルズのリミックス・アルバム「LOVE」を更にリメイクしたような、濃密さとカジュアルさが共存する不思議な感覚。希望も不安も、過去も未来も現在も全部ある音楽。そう、僕はゼロ年代に(それはとても多感な20代だった)沢山の音楽を聴いて来たはずなのに、恥ずかしながらその最初に買ったアルバムが誰の何だったか思い出すことができない。でも、来る10年代に最初に買ったアルバムは、きっと10年先でもはっきりと思い出すことが出来るはず。2010年最初に買ったアルバムは、まつきあゆむの「一億年レコード」だったと。
まさかまつきではじまり、あゆむで終わる年になるとは、この時は全く思っていなかった。
そう、今年のはじめにいきなり2枚組のボリュームで、流通も宣伝も飛び越して、僕のハードディスクにダイレクトで飛び込んで来たまつきあゆむくんが、今年の終わりに再び、大作を届けてくれた。
前作「1億年レコード」を制作していた時と今作「あなたの人生の物語」とで、まつきくんの宅録中心の作曲スタイル、そしてtwitterやtumblrなどによるインターネット・コミュニケーションにインスパイアされた言葉使いに、さほど大きな違いはない。ただ、twitterにおけるフォロー/フォロワー数の爆発的な増加、いわゆるメジャーの舞台で活躍するミュージシャンからのピュアな羨望と賞賛等ー もちろん「1億年レコード」の音楽、そして活動姿勢を評価してのものだー この一年を通じて彼がマイペースながら着実と積み上げて来た経験値が、じんわりと、しかし確実に感じとれる。ライナーノーツとしてzipファイルに収められている、twitterのハッシュタグ#anatanojinsei で集められた呟きをもとにつくられたpdfが象徴的だ。
まつきくんの音楽を聴いていると、何故か中村一義くんの「生きている」の一節を思い出す。
「音が旅に出て、君と会って、歌になって。うん!生きている。僕はそう思う。」
もう、パーフェクトだよね。clap your hands say yeah!やらradioheadやらASHやら、ジャンルも国境も規模様々ながら、インターネットと音楽の幸福な繋がりを見せてくれたミュージシャンを沢山見て来た。2011年、日本には、まつきあゆむがいる。
まつきあゆむウェブサイト
http://matsukiayumu.com/
ミュージックサルベージ by matsukiayumu
]]>
topics
2010-12-31T23:19:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414768
GroundDisco(intro)/ PaperBagLunchbox
2010年も終わりに近づいてきたタイミングで 突然すぎる恋に落ちた PBLことPaperBagLunchboxですが、この年の瀬差し迫ったタイミングで2011年に向けてのアクションが次々と発表されてました。なんかこう、いい風が吹いてる感じがする。
まず、1/12にリリースされる3rdア...
突然すぎる恋に落ちた PBLことPaperBagLunchboxですが、この年の瀬差し迫ったタイミングで2011年に向けてのアクションが次々と発表されてました。なんかこう、いい風が吹いてる感じがする。
まず、1/12にリリースされる3rdアルバムの収録曲発表(「オレンジ」のリテイクが入ってる!)&冒頭2曲のフルサイズ視聴スタート。彼らの活動を長く知るわけではないけれど、1stとも2ndともまったく違う、とても明確で力強い音が鳴っていて、とても濃密な作品になってそうな予感。今作を買うと、前回ツアーの選りすぐりライヴ音源のDLパスコードがついてくるそう。ふとっぱら!全国津々浦々をめぐるツアーも圧巻。
■PBL officialweb: GroundDisco特設サイト
あと、先行フリーDLシングルだった「watching you」のヴィデオが完成相成った模様。初めてライヴで見たときから思ってたんだけど、ナカノ氏って本当に歌ってる時 "だけ" 表情が柔らかくなる。ふしぎ。間奏んとことか顔怖いもんな。でも、ほんとこんなにいい顔で歌うシンガーってそうそういないと思う。そして伊藤姐さん(年下だけど…)の絶対領域に目が釘付けになるのはいたしかたない。うむ。
]]>
PaperBagLunchbox
2010-12-30T23:33:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414767
唐変木のためのガイダンス / キリンジ (@hinued)
常日頃はわりとオリジナルの音源を紹介することが多い当ブログですが、hinued氏の手になるキリンジの8bitアレンジ作があまりにもすばらしいので。世にあまた溢れるぺらっぺらのJ-POPカヴァーにお嘆きの諸兄に捧ぐ。
最初に見たのはこの「エイリアンズ」。限られた音数...
hinued氏の手になるキリンジの8bitアレンジ作があまりにもすばらしいので。世にあまた溢れるぺらっぺらのJ-POPカヴァーにお嘆きの諸兄に捧ぐ。
最初に見たのはこの「エイリアンズ」。限られた音数にもかかわらずの再現性の高さと愛情溢れる映像にグッと来た。
関連画像をつらつらと見て「休日ダイヤ」びっくり。ここはどこのサマーズですか…。
そしてこの唐変木に完敗。ズリぃ。ィヨッシー!
チップチューンって、ただ単に矩形波と三角波の音色使ってピコピコしてりゃいいんでしょ?とか思ってるひとには猛省を促したい(なにさま)。原曲への愛情と、アレンジの引用をしたゲームへの思い入れを存分に感じさせる名作。氏の今後がとても楽しみ。
■YouTube Channel:hinued
]]>
youtube
2010-12-28T11:18:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414766
Flaming Lips, Monthly Release!
ASH's AtoZの余波、じわじわと(たぶんね)。
RollingStoneの記事によれば、フレイミング・リップスが来年の1月から、毎月1曲録って出しリリースを始めるそう。「2,3年かけてアルバム作って、それを持ってまた2,3年ツアーに出るなんて飽きちゃった」とかウェインの談。...
RollingStoneの記事 によれば、フレイミング・リップスが来年の1月から、毎月1曲録って出しリリースを始めるそう。「2,3年かけてアルバム作って、それを持ってまた2,3年ツアーに出るなんて飽きちゃった」とかウェインの談。レコード+ダウンロードで手元に届くことになるのかな。流石に「AtoZ」なんて無茶なコンセプトを掲げないあたり、オトナだわ(ほめてます)。さ、1年後またドラフト会議でもやりますか。
つうか、Soft Bulletin 再現ライヴなんてやるのか、この年越しに!“The world’s biggest balloon drop, the world’s largest mirror ball and big, dangerous laser beams.” て。ちょう楽しそう。
]]>
topics
2010-12-26T10:21:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414765
Christmas Lights / Coldplay
ホリデーシーズンのはじめに届けられたこの曲を歌いながら、雪がちらつくのをなんとなく期待している今日です。余談ですが、「ホリデーシーズン」って言葉がすごく好き。日本の風習にはあまりしっくり来ないけれど、「師走」よりずいぶんわくわくする。
Coldplayからの...
Coldplayからのクリスマスプレゼントは、思いきりハッピーなクリスマスソング。歌詞のあたたかさもさることながら、おもちゃ箱をそっと覗いているような、ていねいに作り込まれた夢いっぱいのMVもさらにすてき。メリー・クリスマス!
■iTS: Coldplay / Christmas Lights
]]>
youtube
2010-12-24T08:44:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414764
クリスマス / amazarashi
どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女
願いを一つ唱えたところ 今日は美しいクリスマス
"amazarashi" というこのバンド、オフィシャルサイトを見ても「青森県むつ市在住の秋田ひろむを中心としたバンド」としか書かれていない。ライヴもまったくやって...
願いを一つ唱えたところ 今日は美しいクリスマス
"amazarashi" というこのバンド、オフィシャルサイトを見ても「青森県むつ市在住の秋田ひろむを中心としたバンド」としか書かれていない。ライヴもまったくやっていない。これまでリリースされているMVはどれも共通するキャラクターと圧倒的な表現力を持っている。
この「クリスマス」も、手書きと2Dと3Dが交じり合ったPVの圧倒的なクオリティに度肝を抜かれる。そして甘い歌声と、ドラマチックで物語性の高い歌詞がじわりと来て、なんだかよくわからないままに何度も繰り返し聴いてしまう不思議な曲。今年出会ったクリスマスソングの中でいちばん印象深い。
個人的には、後半の戦闘シーンが高架橋脚のジャンクション風なのにもグッとくる。前半の牧歌的な風景からの唐突な場面転換にどんな意味があるのだろう。てるてるくんもかわいいしな。
■amazarashi official site
]]>
youtube
2010-12-22T00:31:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414763
千年メダル / THE HIGH-LOWS
当ブログ『Tomorrow's Song』はこの記事を持って1000エントリを数えました。「ほぼ日刊」の看板を掲げながらもずいぶん失速した時期もありましたが(たはは)、なんとか三年目のうちにたどりついた。ものは試しとログファイルの文字数を数えてみたら110万文字!そのま...
当ブログ『Tomorrow's Song』はこの記事を持って1000エントリを数えました。「ほぼ日刊」の看板を掲げながらもずいぶん失速した時期もありましたが(たはは)、なんとか三年目のうちにたどりついた。ものは試しとログファイルの文字数を数えてみたら110万文字!そのまま書籍化したら京極夏彦もびっくりの厚みになるほどのテキストを書いてました。
「千」の記念つったらどうしたってこの曲が頭に浮かぶ(風になって吹き渡ってもしょうがないし)。当時あまり熱心なヒロト&マーシーっこではなかったわたくしでも、初めて聴いたその瞬間に心をふっとばされた、あまりにも正直で、てらいのないラヴソングを今日は歌いたいのです。
それにしても、この曲を書いた時のヒロトが35才だったという事実、これにはなかなかグッとくる。もちろんわたくしたちヒロトじゃないけれど(そんなまさか!)まだまだピュアな気持ちで進んでいけるはずなのだ。すてきな音楽が世の中にある限り、たとえば千年、千年じゃ足りないかも。できるだけ長く続けてゆきますので、今後もどうぞご愛顧のほどを。
]]>
exhivision
2010-12-20T08:35:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414762
COSMONAUTS / Bump of Chicken
mp3(およびそれに類する音声圧縮技術)がわたしたちにもたらした一番大きな変化はなんでしょう。膨大なアーカイヴを手元に持ち運べること?物理的なメディアに頼らずとも音楽が流通されるようになったこと?いやいや、もっとも大きな変化は「音楽を楽曲単位で扱うように...
だけど、音楽の聴き方ってやっぱりそれだけじゃない。バンプのアルバムが出るたびに、いくつもの楽曲で紡がれる物語やパッケージデザインまで含めての世界観に没頭する楽しさと驚きを思い知ることになる。例えば、冒頭と最後に語り部が現れる "THE LIVING DEAD" 、アルバムをサウンドトラックにしたような掌編が同梱されていた "orbital period"、彼らの作品はいつだってそうだった。そして今回も、14曲/68分かけて鳴らされるおおきな物語が。
耳慣れたシングル曲も、全体の流れの中で聴くとまったく異なる彩りをみせる。確かに長い時間を費やして作られた作品なのだろうけど、音色の選び方やアンサンブルの組み立て方がとても緻密で心地がいい。バンプの音を聴いて心安らかになるだなんて、ねえ? また宇宙がモチーフなのねとちょっと苦笑いしつつも、ふわふわと夢見がちなのではなくしっかりと地に足がついた感に安心。そうだよね、彼らもみんなもう三十路を超えたのだ。いい年の取り方してる。
リードシングルの "モーターサイクル"、
「死んだ魚の目のずっと奥の 心に拍手を贈るよ」というラインに鳥肌。
]]>
youtube
2010-12-18T17:24:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414760
GPS Parade (Back From Kathmandu) / OK Go
OK GOがまた面白いことやってる!
たくさんの楽器を抱えた100人からの大所帯で街をパレード、その道程は上空20,000mにあるナブスター衛星に捕捉され、地図に彼らの名前を刻む…。そう、GPSを携えて動き回ることで、地図上に大きな地上絵を描いてみせたわけ。ひとつひと...
たくさんの楽器を抱えた100人からの大所帯で街をパレード、その道程は上空20,000mにあるナブスター衛星に捕捉され、地図に彼らの名前を刻む…。そう、GPSを携えて動き回ることで、地図上に大きな地上絵を描いてみせたわけ。ひとつひとつの楽器には電飾がほどこされ、日が落ちてからのパレードはさながらエレクトリカルパレードのよう。ちょうすてき!
この映像は、Range Roverキャンペーン"Pulse of the City"のひとつとして製作されたもの。さまざまな人が、ログを取りながら世界の都市を移動していて、それが地図上に展開されている。iPhone/Androidアプリをインストールすれば、個人で参加することも出来るよう。ぶらぶらと散歩をしたり、どこかへ出かけるログが多い中、カクカクとロスの街区に描かれる「OK GO」の文字が燦然と光る。出くわしたかったなあ、これ。
■Range Rover: Pulse of the City
]]>
topics
2010-12-16T09:37:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414759
Urban Sonnet / OCEANLANE
OCEANLANE、通算5作目のアルバムは"Urban Sonnet"という言葉どおり14曲もの楽曲が束ねられた力作。彼らのアルバムって、様々な楽曲がありながらも、最終的にきらきらとポップな印象を残すものと、ぐっと重心の低いヘヴィなものが交互にリリースされるイメージがあるんだけ...
いわゆる「スタジアムロック」みたいなバンドにはあんまり興味がないのだけど、OCEANLANEがそういうバンドになったらいいのに、とはまにまに思う。でっかい会場で、夜風に吹かれながらシンガロングしたい。東京ドームじゃなくて、千葉マリンあたりのイメージ。こんだけメンバーひとりひとりが上手くて、なおかつライヴ映えするバンドなんだからいけるぜ、きっと。
MVもたいへんうつくしい。ただ惜しむらくは日本語字幕がついてること。(日本語訳された)英詞と日本詞ってやっぱり担う役割が違うのだよなあ。どうしたって日本語が先に入ってくる身としては、妙に薄っぺらい言葉に見えてしまうのがざんねん。
ちなみに"singin' a rain again"というアルバム収録曲、フレーズの韻律のうつくしさにうっとりした。しんぎんなれいなげん。「声に出したい英語」ってあるんだなあ。Hajimeくんの柔らかな声で歌われるせいも多分にあるのだろうけど。
■iTS: OCEANLANE / Urban Sonnet
]]>
iTS
2010-12-14T23:34:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414758
Cage Against The Machine!
学生運動でリアル・ロンドン・イズ・バーニング状態なイギリスでございますが、こちらも燃えてます。
クリスマス・シーズンのシングル・チャート首位がTVのオーディション番組"X-factor"の勝者のものになってしまうのにつまらなさを感じたリスナーがRage Against The M...
クリスマス・シーズンのシングル・チャート首位がTVのオーディション番組"X-factor"の勝者のものになってしまうのにつまらなさを感じたリスナーがRage Against The Machineの"Killing in the Name"を首位にしようぜ!とネットを通じたキャンペーンを展開、見事勝利を納めた09年末から丁度一年。今年はどう出るイギリス人?と思ったら、流石モンティ・パイソンを生んだ国。想像の斜め上をいってます。
http://www.catm.co.uk/
ケイジ・アゲインスト・ザ・マシーン! ダジャレかよ!
そう、前衛音楽の象徴、ジョン・ケージの「4:33秒」をシングルチャートの一位にしようというのです。
レコーディングにはザ・クークスやオービタル等日本でも名の知られたミュージシャンが参加。でも勿論、楽器を鳴らすでも歌うでも無し。
つい最近、トム・ヨーク等が参加したチャリティ・シングルで"2minute silence"という、文字通り2分間無音のMp3ファイルが販売されたばかりですが、こちらも一応各種チャリティ団体に売り上げは寄付される様子。
レコーディング風景。いや、お前等、その楽器、弾かないだろ。
もっともらしいメイキング・ビデオ。
そしてリミックスも多数手がけられています。地下鉄の音をフィールド・レコーディングする者、テレビ番組をミュートで見ている様子を録音する者、5分33秒のエクステンド・ミックスに挑む者。。。みんなアホだ。
http://soundcloud.com/remixagainstthemachine
既に10日から、各種デジタルストアにて販売が開始されているようです。ケージの勝利なるか?
]]>
topics
2010-12-13T10:45:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414756
ラーメン食べたい / 矢野顕子
暮れの元気なごあいさつ、矢野顕子さとがえるコンサートに今年も行ってまいりました。今年もいちねんお世話になりました、来年もどうぞよろしくお願いしますと、誰とはなしにごあいさつに行く心持ちでNHKホールに向かうのも、もう4年目。
ここ数年不動のバンドメン...
暮れの元気なごあいさつ、矢野顕子さとがえるコンサートに今年も行ってまいりました。今年もいちねんお世話になりました、来年もどうぞよろしくお願いしますと、誰とはなしにごあいさつに行く心持ちでNHKホールに向かうのも、もう4年目。
ここ数年不動のバンドメンバーと共に鳴らされる音はあまりにも正直で、それでいて卓越していて、なんだかもうため息しかでない。ピアノとギターとドラムとベースってこんな音がする楽器だったんだよな、と改めて思い知らされる。昨年はずいぶんしっとりたおやかだった覚えがあるのだけど、今年はえらくアグレッシブな面も見せられてドキドキした。
そして、あっこちゃんはもう音楽そのものみたいな存在だなあとしみじみ。自分が作ったメロディも他人が作ったメロディも関係なくて、彼女の身体をくぐって出てきたものは全部「あっこちゃん」になるんだ。Weezerだろうが、忌野清志郎だろうが、あまり知られていないカントリーだろうが、自分の過去の曲だろうがまったく関係ない、余人には真似の出来ないフリースタイルな歌とピアノ。それでも、"UTAU"を見てきた感想に「坂本さんみたいにピアノうまくなれたらいいのにねえ」とぽつりこぼすあたりまったくもって恐れ入っちゃう。
で、今年もこの曲に完璧に打ちのめされて、終演後のごはんが確定するわけです。今年はぐっとジャジーなアレンジになってた。今日演奏された曲のうち、一番スリリングなベースラインを持つのは間違いなくこの曲だった。そうそう、ドラムのジェイ氏&ベースのジェニファー嬢は、過日初めてラーメンを食べに行ったそう。毎度おなじみの曲ながら、本編終盤にあまりに鮮烈な印象をもたらしたのは、メンバー全員がこの楽曲に込められた真の思いを理解したからか!(ほんとかよ)
アレンジだけ聴くとまるで別の曲みたいだけど、やっぱりラーメン食べたくなる。熱いの。
]]>
youtube
2010-12-12T23:41:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414755
映し鏡 / SOUR
昨年度の文化庁メディア芸術祭にて、「日々の音色」が大賞を受賞し一気に注目度が高まった感のあるSOUR、一年ぶりの音源リリース&新しいMVが公開されていました。TwitterとFaceBookと自分の手元にあるWebCam(!)と連動して展開されるインタラクティブ作品。前作のトーンを...
http://sour-mirror.jp/
いま現在、なかなかサイトに繋がりにくくなっているよう。YouTubeにはnon connected versionがあがっています。でも、ぜひサイトで見て欲しい。できればWebCamまでオンにして。
そうそう、今年の文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門は、サカナクションの「アルクアラウンド」 が優秀作に。「「音楽」と「映像」。MVの二つの構成要素の主従関係が絶えず入れ替わり、スリリングなデッドヒートを演じる」 という選評にぞくり。1シーン1カットという「日々の音色」とはある意味正反対の作品なのがまた面白い。
]]>
youtube
2010-12-10T14:31:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414754
マーヴェラス・チアー / THE JETZEJOHNSON
知らぬ間に君と歩き出したんだ Marvelous Words Let Me Go On!
こんばんは、ジェッジ番のあおきです。彼らの初期作品は廃盤となって久しかったのですが、この度藤戸氏の手によって再構築されたリビルド版がSoundCloudで公開されました。7年前の夏にわたくしとジェッジ...
こんばんは、ジェッジ番のあおきです。彼らの初期作品は廃盤となって久しかったのですが、この度藤戸氏の手によって再構築されたリビルド版がSoundCloudで公開されました。7年前の夏にわたくしとジェッジを結びつけた思い出の曲。
「思い出の曲」とはいえ、もはやまるで別の楽曲のようだ。これまで手元にあった音源がレコーディングされたのは彼らがまだ平素はドラムレス編成の頃。いかにも自主製作らしくもっさりとした音像に、やや神経質な手触りのする藤戸氏のヴォーカル。初めてライヴを見て、すっかり夢中になりその場でCDを買い求めて、帰って聴いて肩すかしを食らった気分をよくおぼえている(わはは)。ライヴのテンションと、音源のテンションが驚くほど釣り合ってなかった、あの頃は。
とはいえ今回公開されたリビルド版も、まったくライヴの空気を反映したものにはなっていない。リテイクされたヴォーカルはずいぶん堂々とした雰囲気を持つようになったけれど、四つ打ちのビートを中心に据えて、エレクトロポップ感を満載にした完全なる藤戸氏のソロワーク。結局はライヴに来いっつうことか。確かにここ数年、すっかり封印されていたのだけど確かに前回ワンマンからはがっちりバンドで鳴らされてるのだ。ああそうですか。
Marvellous Cheer (Build Version 20090612) by JETZEJOHNSON
藤戸氏のSoundCloud、ここ最近かなりアクティブに更新されているので、気になるトラックのダウンロードはお早めに。
]]>
free download
2010-12-08T00:04:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414752
Christmas time(is Here Again)/ the Beatles
さて、気がつけば12月。自然とプレイリストからクリスマス・ソングを聴きたくなる季節。
今年話題になったビートルズのiTSでの販売開始ですが、そういえばこちらの曲はまだ買えないのだという話。
この曲はファンクラブ会員へのクリスマス・プレゼントとして制作...
今年話題になったビートルズのiTSでの販売開始ですが、そういえばこちらの曲はまだ買えないのだという話。
この曲はファンクラブ会員へのクリスマス・プレゼントとして制作されたもので、正規音源としてのリリースはなし。1987年のCD化でリリースされた「パスト・マスターズ」にも未収録。1995年にデモ集「アンソロジー」シリーズが発表された際に、シングル「Free As A Bird」のB面曲として発表されたのが初リリース。
しかしながら09年のリマスター及び今年の配信音源は、UKでリリースされたアルバムのみなので、「アンソロジー」期の音源や「レット・イット・ビー」のネイキッド版、シルクド・ソレイユのために作られた「Love」等はデジタル・リリースがまだされていないのです。不可能ではないことだろうし、この曲なんてシーズン需要もあるだろうし、デジタルリリースしちゃえばいいのにねー。
]]>
youtube
2010-12-07T01:45:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414751
If it's good for me / Stars And Sons
当ブログオープン以来何度も繰り返すようで申し訳ありませんが、ほんっとにピアノの入ったロックバンドって大好き。しかも、トイボックス・クラッシャーぶりも甚だしい、無邪気に騒がしくてキラキラしててハッピーな若者たちが鳴らしているのだとしたらなおさら!
バン...
バンドアンサンブルの他にもごちゃごちゃたくさんの音が鳴ってるんだけど、すべての音がもれなくピースフル。ひっくり返ってかすれ気味なハイトーンさえ愛おしい。クラシックとクリスマス・ソング以外で、チューブラー・ベルの音色が平気な顔してる曲ってそうそうないよ。秀逸なポップソングの懐の深さたるや。
しかしこの手のバンドって、なんでこうも微妙なセンスのビデオを作るのか(ほめてます)。
「森に行ってセッションしたよ」バージョンも好き。ブレアウイッチプロジェクトみたいだけど。
家に帰って聴きながら、じっくりライナーだのオビだの読んでたら「Manic Street Preachers, Ash, Idlewildなどを手がけたDave Eringaをプロデューサーに迎え…」って書いてあってひっくりかえった。バンドにおけるプロデューサーの立ち位置って様々だけど、こうもピンポイントを突かれるとぞくりとするわ。
■Sons And Stars
]]>
youtube
2010-12-06T00:00:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414750
ジョニー・B・グッジョブ 音楽を仕事にする人々 / 浜田淳
(読書強化週間、前のめり気味に続いております)
ここをご覧になるくらい音楽が好きな方なら、一度くらいは「音楽業界で働きたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。そうでもない?
かくいうわたくしはすでに10年来、マネジメントやレーベル運営のお...
(読書強化週間、前のめり気味に続いております)
ここをご覧になるくらい音楽が好きな方なら、一度くらいは「音楽業界で働きたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。そうでもない?
かくいうわたくしはすでに10年来、マネジメントやレーベル運営のお手伝いをしたり、イベンターだのライターだのDJだのデザイナーのまねごとをしているけど、実際に「音楽を仕事に」していたといえるのはライヴハウスのブッキングをやっていた22才のほんの数ヶ月だけ。いや、それでさえまだ大学に籍があった時だから「仕事!」と胸を張るには怪しいものだ。こんなに好きで、人生すっかり変えられちゃった存在なのにね?
背表紙にある「人生の大部分は仕事だ!」という文言に惹かれて手に取ったこの本は、自分がそんな風にして憧れて周辺をうろうろとしつづけて、結局飛び込めなかった世界にいる人たちのインタビューを集めた一冊。製作から販売、表現からビジネスまでとても幅の広い「オンガクギョーカイ」のなかで、その活動をよく知っている人もいれば、こと著名でもない(そもそも裏を支える業種が多い)ひとたちも焦点をあてている。仕事の内容や暮らしぶりについても丁寧な取材がされていて、夢中で読んでるうちにあっという間に読み終えてしまった。出てくる数字が困るほどリアルで、苦笑いしちゃう場面もしばしば。◆第一章 業界のはずれで働く。
スタジオミュージシャン●高木壮太/エンジニア●中村宗一郎/レコードショップ●岩島代介/DJ●クボタタケシ
◆第二章 我々はサービス業である。
音楽教師●尾久美子/音楽ライター●妹沢奈美
◆第三章 自分でやってみた。
ミュージシャン●曽我部恵一/マネジメント●豊岡歩/ミュージシャン●江森丈晃/レーベル●松谷健
◆第四章 金は稼ぐさ、仕事だもの。
マネジメント●工藤卓巳(仮名)/オンライン中古CDショップ●村上拓也(仮名)
◆第五章 ときには闘うのだ。
編集●松村正人/レーベル●永田一直
◆第六章 先の先を読む。
ディストリビューター●神保和哉/アグリゲーター●皆川直也/レコードメーカー●細田日出夫
◆第七章 食い扶持にするのか。
個人出版●福田教雄/制作●又場聡
◆第八章 世に広める
プロモーター(宣伝)●佐藤香織/プロモーター(招聘)●田村直子
◆第九章 たたき上げ
リペアマン●鈴木武雄/PA●三浦正仁/舞台監督●牛山上
◆番外編 『ローライフ』のつくり方 イベンター●浜田淳 「音楽を仕事にする」といえども、大きな会社の一員としてはたらく人もいれば、完全に自分のウデ一本で戦っている人もいる。それぞれの人が自らの職業とどうやって向き合い、どんな風に日々を過ごしているのかが本当にていねいに語られていて、単純な「音楽業界ガイドブック」としてではなく、仕事に対する想いやこれまでの生き様を突きつけられている気になる。
この本を読んでも、ここに書かれた職業に就けるかは怪しい。ある業種についてわかったような気になっても、それはその人の立場から見える範囲だけがわかっただけかもしれない。でも、こういう人たちが大好きな音楽を生み出し、支え、届けてくれているのだと思うと、とても嬉しくなる。どんな仕事だってそうなのだろうから、自分も仕事がんばらないとなあ。
■Amazon.co.jp:浜田淳 / ジョニー・B・グッジョブ 音楽を仕事にする人々
でぃだんるいじあなくろずにゅおりんず!
]]>
books/magazine
2010-12-04T00:00:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414748
生活考察 vol.02 クボタタケシ+前園直樹インタビュー
読書週間、引き続き。
「生活考察」という、ちいさくとも筋の通った雑誌があります。まだ二号が出たばかりだけど「生活」という曖昧模糊としたものをテーマに掲げて、ひとくせある書き手がめいめいに好きなことを書いている。ううん、なんか語弊があるような気もす...
読書週間、引き続き。
「生活考察」という、ちいさくとも筋の通った雑誌があります。まだ二号が出たばかりだけど「生活」という曖昧模糊としたものをテーマに掲げて、ひとくせある書き手がめいめいに好きなことを書いている。ううん、なんか語弊があるような気もするけど、大上段に振りかぶったりカッコつけたりしない、そんな雑誌。
先日お送りいただいて楽しく読んでいたのですが、かのクボタタケシ氏 に、前園直樹氏 がインタビューしている記事がとてもよかった(前園くんはずいぶん昔に「奇妙なポップソングを歌う人だなあ」というイメージで耳にしていたので、つい先般「前園直樹グループ」のしっとりした音を聴いて驚いたのでした)。「レコードを買う」ことが生活の一部になっている人に、「レコードを売る」人がその暮らしぶりについてのインタビューをするという状況も含めて。
語られるのはレコードのこと、その買い方、整理の仕方、猫のこと、ハンバーグのこと…。著名なDJの、こういったひととなりを知ることなんてほとんどないのでちょっと意外な一面に驚きつつ、「モノ」としての音楽やレコードへの想いにうなずきつつ。音楽誌じゃないからこそ読める記事だなあと思いました(例えば、具体的なアーティスト名とかひとつも出てないし!)。
この「生活考察」、取り扱い店舗は限られていますがぜひお手にとってごらんください。その他の記事もいちいち読み飛ばせないものばかり。たとえば内海慶一氏の「シュロ考」を読むと、庭木が気になって気になってたまらなくなるはず。
■生活考察 編集日記
]]>
books/magazine
2010-12-03T01:14:41+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414749
あなたの人生の物語 / まつきあゆむ
僕が2010年最初に買った音楽はまつきあゆむくんの「1億年レコード」だった。
そして今年最後に買う音楽もおなじく、まつきあゆむくんのアルバムになりそう。
1億年レコードを知ったのは確か、曽我部恵一さんの日記を読んだのがきっかけ。
読んですぐにまつき...
僕が2010年最初に買った音楽はまつきあゆむくんの「1億年レコード」だった。
そして今年最後に買う音楽もおなじく、まつきあゆむくんのアルバムになりそう。
1億年レコードを知ったのは確か、曽我部恵一さんの日記を読んだのがきっかけ。
読んですぐにまつきくんのサイトに飛んで、アルバムの音源が届くまで一時間もかからなかった。
あの頃はまだtwitterもはじめたばかりだったし、Ustreamも知らなかった。時代は変わる。
大晦日に配信されるこのアルバムは、現在予告映像と、ダイジェスト版が配信されている。
彼がマイスペで毎週修行のように発表している(時には制作過程をUstreamで中継すらしていた)「新曲の嵐」でその雛形を観たものもあるし、この一年のまつきくんの音楽活動の集大成ともいえるものになりそう。購入予約はオフィシャルサイトから。
http://matsukiayumu.com/yourlife/
]]>
youtube
2010-12-02T03:46:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414747
音楽嗜好症 -MUSICOPHILIA / オリヴァー・サックス
Exhivision 秋の読書週間が今年もやってきましたよ(もう随分寒くなっちゃったけど)。
「音楽嗜好症」という言葉だけ見ると、まさしく我々のように音楽を日々の糧として過剰に愛するひとたちのことに思えるけれどさにあらず。神経的な疾患が元で好むと好まざるに...
「音楽嗜好症」という言葉だけ見ると、まさしく我々のように音楽を日々の糧として過剰に愛するひとたちのことに思えるけれどさにあらず。神経的な疾患が元で好むと好まざるに関わらず「音楽にとりつかれてしまった」人を称する言葉。
先日静岡市美術館で開催された、ピーター・バラカン×池谷裕二「脳が感動するとき」というトークセッションの中で、ほぼ中心的なトピックとして語られていたのがこの本。そもそもこのふたりが音楽の話をするというだけでも非常に興味深かったし、人々が音楽を好むこと、また音楽をそれとして認知すること自体の複雑さにも踏み込んだ、充実の時間でした。会場から必死にtsudaったようすはこちらに。
■Togetter: ピーター・バラカン×池谷裕二「脳が感動するとき」at静岡市美術館
本書には神経性/発達障害/先天性障害など様々な理由で、「音楽に魅入られてしまった」ひとが登場する。片耳が聞こえなくなってから好きだった音楽が雑音にしか聞こえなくなったり、頭の中で鳴り響く音楽を形にするために必死でピアノのレッスンを重ねるようになったり、あるメロディが日常生活を送るのが不可能になるほど強烈にある事象を思い来させたり…。とても不思議で、だけど惹きつけられる症例報告がたくさん集められた一冊です(いちおうは「メディカル・エッセイ」という形式なので、素人でも面白く読めます)。
何かについて知ろうとする時、「それを欠いた状態」を観察することでしか確としたことがわからない、というのはなんだか奇妙な感じがする。そして、これほどむかしから人々の心を潤し、励まし、ときに惑わす「音楽」ってものを、脳がどう認識しているかはっきり判明していない、ということにも驚かされる。
それでも、わたくしたちは「泣きメロ」に泣き、「あのリフ」に心躍り、「キラーチューン」に翻弄される日々をおくるのだ。面白い。
■Amazon.co.jp: オリヴァー・サックス / 音楽嗜好症 -musicophilia
]]>
books/magazine
2010-11-30T21:48:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414746
JCT / 谷口尚久
ここの更新がすっかり滞っていたころ、わたくしはすっかり「(カタカナで言うところの)ドボク」に嵌まっておりまして、週末ごとに工場やらジャンクションやら橋やらトンネルやら巨大建造物を訪ね歩いていたのですけども。OTOTOYのフリーダウンロード棚を見ていたら、...
ここの更新がすっかり滞っていたころ、わたくしはすっかり「(カタカナで言うところの)ドボク」に嵌まっておりまして、週末ごとに工場やらジャンクションやら橋やらトンネルやら巨大建造物を訪ね歩いていたのですけども。OTOTOYのフリーダウンロード棚を見ていたら、こんなアルバムを見つけました。
渋滞ひとつない首都高を、滑らかに走り抜けるようなアーバン・エレクトロ。「ジャンクションは乗るものではない!下から見上げるものだ!」という教えをたたき込まれた身としては(おい)ややスマートに過ぎるきらいもあるけど、秋の夜長に気を休めて聴くにはとても心地よい。
ちなみにたいへんスマートなジャケット、この形式は 名著ジャンクション によれば「トランペット型」に分類されるもの。代表的なのは滝野社IC(ジャンクションじゃないけど)。ほら、まさにこんなふう 。実は、都市部にはあんまりない、この形式。
全曲試聴が可能&11/25より期間限定で1トラックだけ無料DLできるようになってます。
■ototoy:JCT / 谷口尚久
追記:
大山氏(@sohsai)からこんなタレコミが。道理でJCTの造形が理にかなったものになってるわけです。
じつはこれ、デザインは「工場萌えF」「団地の見究」のデザイナー大岡さんなのですよ! RT @errie: Tomorrow's Song - JCT / 谷口尚久 http://bit.ly/ekobiP
]]>
free download
2010-11-28T19:52:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414745
Screamadelica 20!! / Primal Scream
We wanna be free, and we wanna get Loaded!
気がつけば20年。プライマルスクリーム91年の名盤「Screamadelica」も来年で20周年を迎えるという。ニルヴァーナの「Nevermind」でアメリカからグランジが大爆発したのと同じ年に、この、ジャンルをひと言では括れない名...
気がつけば20年。プライマルスクリーム91年の名盤「Screamadelica」も来年で20周年を迎えるという。ニルヴァーナの「Nevermind」でアメリカからグランジが大爆発したのと同じ年に、この、ジャンルをひと言では括れない名盤がイギリスでは生まれていたと思うと、凄い年ですわね、改めて。
で、ここぞとばかりに来年リマスターアルバムが出る(バイ、ケヴィン・シールズ!)ようですが、それに先駆けて今夜ロンドンにて、バンドは「Screamadelica」の全曲再現ライブを敢行!チケットは当然のように瞬殺したようですが、そもそもロンドンに行けない我々のような世界中のファンの為にか、BBC6にてライヴ中継をやってくれるそうです!
ライヴ開始はロンドンで 19:00 21:00スタートということなので、日本では、27日の早朝6:00頃に聴けるのでしょうか。寝起き抜けに"Movin' on Up"。。。
http://www.bbc.co.uk/6music/
そしてライブを祝して、プロデューサーの一人Andrew Weatherallがアルバム制作を振り返りつつ、影響を与えた曲をかけるプログラムと、クリエイションの創始者Alan MCgeeによる懐古録がオンエア。どちらもまだまだ視聴可能。
6 Mix: Andrew Weatherall on Screamadelica
Alan MCgee: The First TIme With...
]]>
topics
2010-11-26T03:59:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414744
Concert From Washington, D.C. / Jonsi
寒い夜はあったかい音であったまりましょ。Siger RosのJonsi、ワシントンDCでのソロライヴがフルサイズで聴けるようになっています。ライヴの模様はストリーミング中継もされていたのかな。現在アーカイヴされているのは音のみ。フリーであることが申し訳ないくらいの...
寒い夜はあったかい音であったまりましょ。Siger RosのJonsi、ワシントンDCでのソロライヴがフルサイズで聴けるようになっています。ライヴの模様はストリーミング中継もされていたのかな。現在アーカイヴされているのは音のみ。フリーであることが申し訳ないくらいの高音質。
■ Jonsi In Concert From Washington, D.C.
このNPRというサイト、寡聞にしてこれまでまったく知らなかったのだけど、記事の読みごたえもさることながらPodcastに膨大な量のライヴ音源がアーカイヴされています。Arktic MonkeysもOK GOもTravisもBjorkもThe Apple In StereoもWilcoもFleet FoxesもOf MontrealもPassion PitもPolyphonic SpreeもLos Campesinosも、Nick Lowまで!1日1本ずつ聴いていくだけで今年の冬が越せそうだわ…。
NPR Podcast:All Songs Considered's ongoing series of full concerts,
]]>
free download
2010-11-25T01:32:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414743
ASH at 恵比寿Liquidroom
キャリアの長いバンドのライヴに出かけて「あの曲やらなかった、これもそれも」なんていうのはあんまりカッコいいことじゃない。でも、多くの場合それは「自分の思い入れ深い古い楽曲がすでに新しい曲に置き換えられている」状態を示すのだけど。まさか逆のパターンでもん...
「もんやりした」と言いつつ、ライヴそのものはほんとうにエネルギッシュで素晴らしいステージだった。直前になってサポート・ギタリストのラッたん(カワイコちゃん枠)が体調不良によりキャンセルというショックな出来事もあったけれど、もみくちゃにされて拳振り上げて、アニキたちにおもいっきり遊んでもらったような充実感でいっぱい。
最終的には運良くティム前3列目にまで滑り込んで、前方にいるのがすべて身長150cm台の女子だったので、彼のギターのバカテクっぷりを満喫できたのもまた嬉しい。珍しくフライングVじゃなかった。白いSGとゴールド(ゴールド!)のセミアコ。いろいろ細部を思い出すに、True Love1980で照明がずっとピンクだったのがいちばん記憶に鮮やかだ。ティムの目って照明越しに見ると綺麗な緑色なのなー、とじっと顔見てたらサビんとこで目があって微笑まれた!(とか言わせて、今夜くらいは)
つまりはAtoZを聴きまくっていたこの週末で「あれも聴きたいこの曲もやってほしいなリリースされたばっかりなんだから!」という思いが高まりすぎただけなんです、個人的に。だってあんなええカッコしいのフィナーレを飾った曲は聴きたいじゃない。つま弾くリフが4小節で爆発するような曲も聴きたいじゃない。前回ツアーであれほど盛り上がった"I Stared A Fire"だって聴きたかった!(わがままをこじらせています)
「アンセムばっかりやりやがって…」と毒づくふりをしつつやっぱりとても嬉しい曲達。何百、いや千を越えるだろう回数演奏しているはずの "Girl From Mars" や "Burn Baby Burn" のイントロを、どうして彼らはあんなに得意げな顔して奏でて、そしてそれがあんなに瑞々しく響くのか考えてみたりもする。きっと彼らにとっては、できたてほやほやの楽曲も、長くオーディエンスに愛されてきた曲もぜんぶ並列に愛おしいんだろう。手元にある「1997」に収録された "Girl From Mars" を聴いて、その声の幼さにニヤリとしながらそんな事を思った次第。
いまいちばんの心配は、明日の朝ベッドから起き上がれるかという一点のみ。どうも我を忘れてしまっていかん…。
Arcadia / Girl From Mars / Embers / A Life Less Ordinary / Goldfinger / A True Love 1980 / Walking Barefoot / Shining Light / Sky Burial / Oh Yeah / Kung Fu / Carnal Love / Orpheus / Return of White Rabbit
encore: Lose Control / Unlce Pat / Kamakura / Burn Baby Burn
追伸:
実はAtoZの楽曲を演るたびに、先般のAtoZドラフト会議のこと思い出してニヤニヤしてた。ASHへの思いの丈を満載したこちらもあわせてどうぞ。
ICHIBAN-BABY-BURN http://www.exhivision.net/ASH
]]>
live/fes report
2010-11-24T00:31:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414742
ICHIBAN-BABY-BURN!!! / Ash Special Site
さ、先日より来日公演がはじまっている我らがアニキことASHですが、AtoZシリーズ完結とこの度の来日公演を祝し、あつくるしい特集をまとめました。その名も「イチバーン・ベイビー・バーン!」…こう言った事を恥ずかしげもなくやるのがわたくしどもエキシヴィジョンのいい...
http://www.exhivision.net/ASH
これまで書きためてきたASH関連の記事、イワホリが一年書きつづけてきたAtoZ全曲レビューをまとめつつ、敬愛するインディメディアのWONDERKIND より、J氏をゲストにお迎えしての「AtoZ全26曲争奪ドラフト会議」まで。とびっきりの愛情と思い入れがつまった企画です。どうぞごらんください。
と、熱を高めまくってわたくし今夜はリキッドルームへ向かいます。「なにそれ?生まれ年?」とか言われてばかりの"1997"Tシャツが本領を発揮するぜ。急病につきカワイコちゃん枠のラったんがいないのは残念だけど、やんちゃ坊主3ピースの神髄を拝んでくる。モッシュピットでぐったりしてたら助けてください!
]]>
ASH A to Z
2010-11-23T13:48:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414741
PaperBagLunchbox "Ground Disco" at 新宿MARZ
「とんでもない恋をしてしまった」
あるタイミングを境に、すべての風景が変わってしまうことがある。「今までの時間はいったいなんだったんだ?」と頭を抱えてしまうほどの、ほんの些細なきっかけで。それはきっと機が熟すのを待っていた結果なんだろう。待ってたこと...
あるタイミングを境に、すべての風景が変わってしまうことがある。「今までの時間はいったいなんだったんだ?」と頭を抱えてしまうほどの、ほんの些細なきっかけで。それはきっと機が熟すのを待っていた結果なんだろう。待ってたことにさえ、気づかなくても。
イワホリの手になる深夜のラブレターみたいなエントリ を読んで、彼らをそれと意識して初めて聴いたのが9:00。フリーDLキャンペーンに乗って "watching you" の音源が届いたのが12:00過ぎ。仕事中もずっと頭から離れないので新宿MARZに行くことにして、20:30には鼻先1mで彼らが歌ってた。ホリが彼らに再会した"LOST&FOUND"の曲を初めから全部と、ホリが彼らに出会うきっかけになった"オレンジ"までぜんぶ。22:30には既発のCD全部握りしめて「またライヴ来ます!」ってメンバー各氏にごあいさつした。なんだろうこのめくるめく展開。
CINRAの連載は、長くインディバンド界隈にいる身としてはあまりに正直で辛い。あらゆるバンドがこの手の葛藤に苦しみ、それでも音楽に焦がれ離れられずにいるのを知っているから。でも、それは決して「バンドの外」に向けて吐露されるべきものではなかったはずだ。それをあえて晒して見せる強さを得た彼らは、いったいどんな顔をして板の上に立つのだろう。それが見たかったというのも、ライヴに足を運んだ理由のひとつ。
ああ、とにかく、圧倒的な説得力を持つライヴだった。しっかりと腰の据わったリズム隊に、華やかでありトリッキーでもあるキーボード、そして体全体を鳴らして放たれる声の奔放さといったら。ナカノ氏、ステージ上では基本的に口角があがりっぱなし。あんた連載の中であんなに苦しんでたじゃねーかと言ってやりたいくらいに、跳ねて、踊って、煽って、ステージを自由に駆け回ってる。あんなに始終楽しそうな顔してうたう人はそうそういない。こっちもつられてほおがゆるむくらいの。研ぎ澄まされた言葉づかいが時々ざっくり胸に突き刺さったりしたけど、それも魅力のひとつ(ほとんど初めて聞く曲だったにも関わらず、ね)。
ラスト前のインタールードで、どこまでが準備された言葉かわからない、絞り出すような独白があった。ひとに優しくしたつもりが傷つけてしまう、無邪気に求めて傷ついてまた求めて、なんどもそれを繰り返してしまう。それでも、音楽だけがそれに応えてくれて、わがままを言える場所はここだけだった、と。…ああ、ホントどこまで正直者なのですか、あなたは。そして真っ白な轟音に「おやすみ」と繰り返す声が溶け、本編が終わる。なんて美しい。
思えば下北沢近辺を根城にして、もう10年活動しているバンドを知らなかったという事じたい不思議なのだ。彼らがスペシャルサンクスに挙げてるバンドはよく知ったものばかりだし、あまつさえ自分企画のイベントに出てもらったバンドさえいるのに!ずいぶん遠回りしたけれど、迷いの森を抜けた今のタイミングで出会えてよかった。「おかえり」なんて言えた義理はないけれど、どうかこれからをご一緒させてください。
イベントのオープニングを飾った、同名曲を。
]]>
PaperBagLunchbox
2010-11-20T23:00:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414739
Watching You / PaperBagLunchbox
PaperBagLunchboxというバンドの"オレンジ"という曲が、とても好きだった。あれは確か2006年。だから、このブログのアーカイヴを見ても見当たらない。確か当時「フィッシュマンズとシガー・ロスのミッシングリンク」みたいなうたい文句で、その辺りの音が好きなリスナーか...
オレンジ"という曲が、とても好きだった。あれは確か2006年。だから、このブログのアーカイヴを見ても見当たらない。確か当時「フィッシュマンズとシガー・ロスのミッシングリンク」みたいなうたい文句で、その辺りの音が好きなリスナーからは凄い支持を受けていたように覚えている。モグワイあたりの轟音ギターバンドと見間違、、、聴き間違えるようなキーボードによるウォール・オブ・サウンド、シャープなドラムと粘っこくも揺れるベースラインの対比が印象的なリズム、そして、それこそ佐藤伸二を思い出させる、独特の浮遊感を持った声。1st「ベッドフォンタウン」は、その名の通りベッドルームと街をヘッドフォンで繋いでくれるアルバムだった。
しかしながら傑作1stをリリースした後、音源リリースは一切なし。自分にとって彼等の存在は2006年のその時の印象のまま止まってしまっていた。いつの間にか5年の歳月が過ぎ、新宿MARZのライブスケジュールで彼等の名前を発見し、あ、まだ活動していたんだ!と近況を見るべく検索窓を覗いたところ、以下の記事に出会ったのだった。読んだ事が無い方は、是非リンクに飛んで読んでみて。そのまま帰ってこなくていいから、ベランダに出て空を眺めるなり、ベッドにくるまって毛布を抱きしめるなり。
CINRA.NET連載『音楽を、やめた人、続けた人』
PBL空白の5年間。たまに思い返しては"オレンジ"を聴く程度のライトリスナーだった自分などは、この連載(まだ続くようです)を読んでも何も言う資格はないかもしれない。ただ、本当にこのタイミングで再会できたこと、そして彼等が新しい音源を再び聴かせてくれる事が、本当に嬉しい。しかも、この5年分の空白を一気に塗りつぶすかの如く、非常に精力的に再スタートを切っている。
現在バンドは「失われたセカンド・アルバム」に「Lost & Found」というまさしくそのものなタイトルを冠して、ライヴ会場とウェブサイト限定で発売(こちらも後日レビューします)。そして1月には、完全なる新作アルバムとして、3rdアルバムが発売されるという。
そしてそのアルバムから、"Watching You"がフリー・ダウンロードで入手することができる。入手方法も独特で、バンドの公式ツイッターアカウントをフォローすれば、ototoyのDL用パスコードを返信してもらえるというもの。ホント、バンドとして新しい音を携えて活動できる事を楽しんでいるんだろうな。"Somebody Watchin' You / 誰か僕を知らんかね" - ずっと見てたよ、って言ったら嘘になるけど、でもこうしてまた会えて、本当に嬉しい。
PBLofficial on twitter
http://www.pbl.jp/
]]>
PaperBagLunchbox
2010-11-19T04:57:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414738
ほぞ / Climb The Mind
「臍を噛む」という用例以外に「ほぞ」という言葉を目にするとは思わなかった。しかも、アルバムタイトルで。
名古屋を中心に活動するClimb The Mindの2ndフルアルバム。ジャケットに呼びとめられたような気がして、聴いてみたら大正解。初めて聴くのにどこかなつ...
「臍を噛む」という用例以外に「ほぞ」という言葉を目にするとは思わなかった。しかも、アルバムタイトルで。
名古屋を中心に活動するClimb The Mindの2ndフルアルバム。ジャケットに呼びとめられたような気がして、聴いてみたら大正解。初めて聴くのにどこかなつかしい気持ちになる不思議(あの曲に似てる、とかそういう意味ではなく)。肩ひじ張ったところもなく、とてもフォーキーだけど、時折押さえきれない想いがあふれてしまう言葉とサウンドにグッとくる。なんでいくつになってもこういうバンドが好きになっちゃうのかなあ。ライヴ、見てみたい。
淡々とつづられる変哲のない言葉の積み重ねに、なぜかはっとさせられる。いざブックレットを見てみたら、驚いたというか、納得したというか。確かにこのようにして読まれてもあまり違和感がない。
■Climb The Mind official site
Climb The Mind | Myspace Music Videos
]]>
myspace
2010-11-18T23:11:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414737
THE JETZEJOHNSON / FREE TRAX
先日、新編成となってはじめてのワンマンライヴを終えたジェッジジョンソン、エレクトロ色全開のリミックスがフリーダウンロードできるようになっています。いまのところ三曲ですが、今後は廃盤となった作品のリビルド版も提供されるとのこと。ワンマンでCD-Rが無料配布さ...
Latest tracks by JETZEJOHNSON
週末の新旧織り交ぜたワンマンライヴは大盛況、素晴らしいライヴでした。サポート各氏には三者三様のうまさと個性があるし(最近ジュンのはっちゃけぶりがすごい。ドラムってあんなに前に出るぱーとだっけか)、ライヴを重ねることによって「サポートメンバの集まり」から「ひとまとまりのバンド」になりつつある。
ただひとつ苦言を呈するなら、今のサポートメンバーがあまりにも「いいロックバンド」たらんとしていること。藤戸氏ひとりになって活動形態が自由になったせいなのだろうけど。ロックとエレクトロを分かつ境界線上を全力で走り抜ける、希有なバランス感覚をもつステージがわたくしがジェッジを愛する一番の理由だったから。この変化は正直なところ、少し寂しい。あの"Dancetek"でさえ、同期モノの印象が薄くなってバンド然としたサウンドに変わってきてる。
今回公開されたトラックが素晴らしいのは言うまでもないのだけど、「ひとりでエレクトロ、バンドでロック」っていうんなら、それはちょっともったいないぜ、藤戸さん。頼むよ。
]]>
THE JETZEJOHNSON
2010-11-16T14:06:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414734
リンゴ追分 / アラゲホンジ
先日、台風を吹き飛ばして開催されたminamo music jamboree 2010 で出会った、ちょう素敵な祭囃子バンド。篠笛の音色に心騒ぎ、祭太鼓のリズムに勝手に体が動き出す。意味もわからずお囃子に合わせて声を上げる。いやほんとにびっくりした。
日本古来の音楽を取り...
先日、台風を吹き飛ばして開催されたminamo music jamboree 2010 で出会った、ちょう素敵な祭囃子バンド。篠笛の音色に心騒ぎ、祭太鼓のリズムに勝手に体が動き出す。意味もわからずお囃子に合わせて声を上げる。いやほんとにびっくりした。
日本古来の音楽を取り入れたバンドといえば、どうしたってソウルフラワーユニオンが思いおこされるけど、個人的にはこちらのほうがもっと近しくてなじみ深い(それはわたしが彼らと同じ東北の出だからかもしれないな)。民謡的なこぶしのグッと効いたVo.齋藤氏の声がまたすばらしい。今年のFRF、ROOKIE A GOGOにも出演していたそうで。
単独での音源はまだ出てないのかな。オリジナルもすごく素敵だったのだけど、先日のライヴでラストを飾った「リンゴ追分」を。途中に秋田弁での語りが入るのがたいへんに印象的。
■ アラゲホンジ official website
]]>
youtube
2010-11-14T22:53:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414717
LONELY AVENUE / Ben Folds&Nick Hornby
「ベン・フォールズ×ニック・ホーンビィ、ストリングスアレンジはポール・バックマスター」て。帯がわりのステッカーだけで号泣だっつうの。
「ハイ・フィデリティ」の音楽バカっぷりに号泣したひとは?「アバウト・ア・ボーイ」のヒュー・グラントにキュンとした...
「ベン・フォールズ×ニック・ホーンビィ、ストリングスアレンジはポール・バックマスター」て。帯がわりのステッカーだけで号泣だっつうの。
「ハイ・フィデリティ」の音楽バカっぷりに号泣したひとは?「アバウト・ア・ボーイ」のヒュー・グラントにキュンとしたひとは?「ぼくのプレミアライフ」のコリン・ファースはいつもどおり地味だけどステキよね、と思ったひとは?(ぜんぶわたしです)
こんな愛すべき物語の書き手、ニック・ホーンビィから断片的に届く歌詞を、ベン・フォールズが曲にして歌ってアルバムにする。こんなすてきなアイデアがディナーの最中に生まれたなんて素晴らしすぎるわ。弾むピアノにちょっと切なげなメロディが乗るいつものベン節全開ながらも、ストリングスが多用されたアレンジは優しくあたたかい。
そうそう、デラックスエディションにはホーンビィの手による短編小説が4編収録されています。勢いよく買ったはいいものの…(沈黙)ええと、誰か、ちょっと気の利いた日本語訳してくれないかしら…。
この作品のプロモーション用インタビュー映像がとてもすてき。お互いを表現者として尊敬しあってるのがよくわかる、いい雰囲気。言われてみればホーンビィは、音楽にまつわるエッセイ集である「ソングブック 」の中で"smoke"の事を絶賛してたのだった。
■iTS:LONELY AVENUE / Ben Folds&Nick Hornby
]]>
iTS
2010-11-12T12:14:33+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414716
世界を止めて / THE COLLECTORS
だからひととき ほんのひととき
そうさひととき ほんの少し!
さ、初心に帰ってあなたの明日に捧げる一曲を。ポール・ウェラーが世界のモッドファーザーだとしたら、日本でその位置に立つのは間違いなく彼。御年50歳を数える、加藤ひさしフロムTHE COLLECTORS!そして...
そうさひととき ほんの少し!
さ、初心に帰ってあなたの明日に捧げる一曲を。ポール・ウェラーが世界のモッドファーザーだとしたら、日本でその位置に立つのは間違いなく彼。御年50歳を数える、加藤ひさしフロムTHE COLLECTORS!そして、彼の幅広く長いキャリアの中でいちばん大事に歌いつづけているのは、間違いなくこの曲。
Cruyff in the Bedroomのハタユウスケ氏は、たいせつなパーティのクロージングに必ずこの曲をかける。最後の音が鳴り止み客電が煌々とついて、ステージ上では撤収作業が始まって、誰もが両手いっぱいの満足感と少しの名残惜しさを抱いている時間に、そっと。
だから、「神様時間止めて このままキスさせて」と歌う氏の声に、それまで一緒に過ごした時間を重ね胸を詰まらせる。フロアで聴くこの曲は、単なる「君」と「僕」しかいない甘いラヴソングというより、もっと広くてすてきな思いがにじんで聞こえる気さえするのだ。(もちろん、「君と僕の愛の歌」として聴いても、顔がふにゃふにゃになって戻らないくらい直球で甘い)。リリースからはや17年、長く歌われ続ける曲には、時に不思議な力が宿る。すてきじゃない。
■iTS:世界を止めて / THE COLLECTORS
]]>
iTS
2010-11-10T23:50:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414736
オートバイと革ジャンパーとカレー / ザ・クロマニヨンズ
永遠の年齢不詳、ヒロト&マーシーのクロマニヨンズ。当たり前のように新作アルバムをリリース。
何故か既にYoutubeに音源が上がっていたので、そりゃ気付いてしまったからには聴いちゃうんだけれど(でも、買うけどね)、もはやラモーンズの領域ですね。
先行シング...
何故か既にYoutubeに音源が上がっていたので、そりゃ気付いてしまったからには聴いちゃうんだけれど(でも、買うけどね)、もはやラモーンズの領域ですね。
先行シングルのタイトルなんて、「オートバイと革ジャンパーとカレー」。好きなものをただ並べただけだろう、なんていう突っ込みする気ももはや起こらない。マーシーがカレーを口に出すということは、もうそれだけで名曲に間違いはないのだ。
]]>
youtube
2010-11-09T23:28:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414733
Don't trust anyone over thirty! (eri's 2009)
Exhivision20代たなおろし企画も本日最終日。「歌は世につれ 世は歌につれ」とはよく言ったもので、あの日あの時あの場所で聴いていた音を思い返すだけで、ずいぶんといろんなことを思い出してしまうもんだ。その素晴らしさ(と少しの痛さ)を知っているから、わたくした...
eri's 2009
THE JETZEJOHNSON /『12WIRES』
STAn /『Virginia Sky, Endless Stardust and Darlin'』
OCEANLANE /『CROSSROAD』
the pillows /『Rock stock&too smoking the pillows』
山田稔明 /『pirgrim』
ライヴっこ(下北っこ)完全復活。ほうぼうのライヴハウスに足を運び、知り合いがぐんと増え、勢いに乗ってEXHIVISION名義としては初めてのライヴ企画を打ちました(→Triple Colors Vol.1 / Vol.2 )。正直なところ、いち個人で企画を打つのって手間も心痛も気苦労も絶えなすぎるんだけど、自分の聴きたい音だけが鳴り渡る空間の素晴らしさはそれまでの苦労を全部ふっとばす魔法。またやりたいな。
そんなことばっかり考えてたので、ライヴの良いバンドばかりを好んで聴いていた。そして20周年祭の勢いに乗ってやたらピロウズを見ていた気がする一年。バカ正直なロックはいつだって正義だ。
昨日になってイワホリが気づいたとおり10月生まれのわたくしどもの29才、5/6は2010年のことなんだけど。まだ二ヶ月近く残っているので、2010の年間総括は追々やることにいたしましょう。明日からは「Tomorrow's Song」のカンバンどおり、1曲レビューの通常営業にもどりまーす。
]]>
digest20's
2010-11-08T05:00:28+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414735
Don't trust anyone under thirty! (holi's 2009)
さ、20代ラスト・イヤーを振り返ります。なのですがここまで来ておきながら、「10月生まれの人間が年を振り返る場合6分の5はひとつ前の年齢である」という事実に気が付いてしまったのですが、まぁ、考えないことにしよう。
holi's 2009
the beatles / remaster seri...
holi's 2009
the beatles / remaster series
the rentals / songs about time!
emmy the great / first love
the boy least likely to / the law of the playground
イルリメ / メイド イン ジャパニーズ
本当ならばこの年にリリースされたAtoZシリーズ5枚のシングルを挙げておしまい!にしたいところなのですが一応アルバム選です。でも、ホント、シングル買う文化が個人的には再燃したんだよね。これもASH効果かしら。
あとはなんといってもレンタルズと、ビートルズリマスター祭。前者は、ASHと似た形で、ある程度ファンベースのあるアーティストによる新しい表現、発表の仕方を示してくれた、というよりはホントなぜもっとこれを多くの人が観ない!と憤慨せずにはいられない好プロジェクト。そして後者は、今現在も続くリマスター再発ブームの火付け役としての功績がデカい。SACDやSHM-CDの登場も、レコードからCDへの移行に比べたらそれほど大きなインパクトは無かったように思えるんだけれど、このリマスター発売に対しての盛り上がりは流石ビートルズというか、ネームバリューの高さを改めて実感。
ま、でもリマスター、リイシューの良い点ってのは、音質がどれだけ向上したとかではなくて、「名盤を再びしっかりと聴く機会を得る」ことだと思ってます。一度聴いて、iTunesのライブラリに入れたらあとはおしまい、じゃ勿体無いしね。
]]>
digest20's
2010-11-07T22:42:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414732
Don't trust anyone over thirty! (eri's 2008)
ハイラインもシスコも無くなったのがこの年なのか。自分たちの周りにはあまりにも音楽を愛するひとが多いから青天の霹靂のように感じがちだけど、いわゆる「ギョーカイ」を俯瞰してみると明らかに既存の体制にガタが来てるのが見え隠れしている実感を感じていたのがこのく...
eri's 2008
Discoveries / THE JETZEJOHNSON
アナログフィッシュ / Fish My Life
キラキラ / 曽我部恵一バンド
Live without Electricity / 黒沢健一
Nada Surf /Lucky
正直に告白すると、この年はジェッジジョンソンに耳を盗まれたと言っても過言ではない。前述したような状況にも関わらず長年の沈黙を破ってメジャーデビューを果たし、それに付随した活発なライヴ活動にすべての予定を先取りされてもいた年。この歳になって、ふるくから付き合いのあるバンドにマジ惚れするとは思わなかった。いや、でも、確実にそれまでとレベルが違うものを見せつけられた一年でもあった。
それに伴って、とても「ライヴ」に対して活性のあがった一年。学生の頃でもやらなかった「仕事上がりで新幹線で大阪→ライヴ→深夜バスで帰宅→そのまま仕事」をやってしまったのはちょっと後悔してる(うそ)。いきおい愛聴した音源もとびっきりのライヴを見せるひとたちばかり。曽我部兄さんはどんどん若返っていくしな。
この年一番聴いたのはまちがいなくこの曲。東京で、大阪で、幕張で。
]]>
digest20's
2010-11-03T23:59:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414729
Don't trust anyone under thirty! (holi's 2008)
こうして振り返ってみると、この5年位の「音楽の聴き方」の変化って本当に回りが早いと痛感。この年の上半期総括で使っていたmuxtapeなんて、夏の終わりにはもう使えないものになってしまっていたし。
個人的にはようやくradioheadのライブを観る事ができたというのがこ...
個人的にはようやくradioheadのライブを観る事ができたというのがこの年を象徴するニュースのひとつだったわけだけれど、ciscoの閉店→倒産、下北沢ハイラインレコードの閉店という今年のHMV渋谷店閉店を予見するような出来事も。
holi's 2008
Friendly Fires / Friendly Fires
cut copy / In Ghost colours
Van She / V
Black Kids / Party Traumatic
Noah and The Whale / Peaceful, the World lays me down
モデュラーやキツネに代表されるニュー・レイヴ以降のエレクトロ・ロックに一番コネクトしてたのがこの頃だったかな。海外ブログサイトを夜通し散策しては新しい音を探す日々。それと平行していわゆるギターロックもの、そして「テムズ・ビート」以降の、カントリーやネオアコを再解釈したインディーものをバランス良く聴いていたような。あと、この年位から「ヴァイナルのレコード+ダウンロード・クーポン」というパッケージの販売が始まって来たのかな。CDとレコードの買う比率が逆転したというのも、個人的には大きな転換点。
]]>
digest20's
2010-11-02T22:49:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414731
Don't trust anyone over thirty! (eri's 2007)
ふたり合わせて還暦越えの10月を過ぎ(合わせんな)11月になっちゃいましたが、もう少しだけ思い出迷子にお付き合いください。もちょっと早く始めればよかったな。
そうだ、2007年の1Qは、全身全霊をかけてスパイラルライフのことを考えていたのだった。「横浜アリーナ...
そうだ、2007年の1Qは、全身全霊をかけてスパイラルライフのことを考えていたのだった。「横浜アリーナでスパイラル聴きたくねえ? 」って言いたいがために。イベントが終わっても熱は冷めやらず、Exhivision結成と相成ったのでした。
eri's 2007
ASH / 『Twilight of the innocents』
Radiohead / 『In Rainbows』
くるり / 『ワルツを踊れ』
コンタクト / 『Hopeful Monster』
The Enemy / 『We'll Live And Die In These Towns』
夜な夜な音楽の話ばっかりして、きちんと記録として残すべくこのブログを始めたせいもあって、すごくたくさんの音源を聴いてるし、印象深い盤もたくさんある。ホリも書いてるけど、単なる「CDと同じ音源をダウンロード販売しますよ」という音楽配信から、さらにいっぽ踏み込んだアイデアが実現されはじめたのがこの年。そういう動きを追いかけながら、とてもていねいに海外インディ勢を聴いた一年だったなあという印象。
なぜかこのバンドに対する見解はまったく相容れなかったのを想い出した。わたくしサマソニマリンまでこぶし振り上げに行ったのに。
]]>
digest20's
2010-11-01T00:44:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414728
Don't trust anyone under thirty! (holi's 2007)
2007年。この年exhivision始動=当ブログの始まり。色々今読み返すと恥ずかしかったりもしますが、てっとり早く一年を思い返すと、この対談あたりか。いやー、恥ずかしい。
cross talk: FLASH BACK 2007.
そしてこの件を見て絶句。。。
アオキ:うーん、ちょっとね...
cross talk: FLASH BACK 2007.
そしてこの件を見て絶句。。。
アオキ:うーん、ちょっとねえ(笑)。今だからこそ、恥ずかしげもなく言えるのよね。「10年前、17才」そうだな、30すぎたら言えないよね。…どうなんだろ、言ってたりしてね。
イワホリ:絶対言ってると思うぜ(笑)。30になったら「40になったら絶対言えないよね」って言ってると思う(笑)。
。。。気を取り直して。この年はASHが例の「ラスト・アルバム」宣言をした年であり、レディオヘッドが「イン・レインボウズ」のリリースで音楽業界に大きな爆弾を投げかけた年。
holi's 2007
ASH / Twilight of the innocents
Radiohead / In Rainbows
くるり / ワルツを踊れ
Super Furry Animals / Hey! Venus
Mark Ronson / Version
]]>
digest20's
2010-10-31T04:46:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414730
Don't trust anyone over thirty! (eri's 2006)
ついにロックンロールで踊り出した年。ベッドルームリスナー気取るなんてやっぱりガラじゃねえなと気付いて、どんどん外へ、新しい音へ手を伸ばしなおした時期。そして「25才の夏に25年ぶりの幼なじみに会う」と嘯くようなイワホリとの出会いもこの年だったのでした。まあ...
eri's 2006
the ARROWS /『ARROW HELLO WONDERFUL WORLD』
clammbon /『LOVER ALBUM』
曽我部恵一 /『LOVE CITY』
MIKA / 『Life In Cartoon Motion』
Primal Scream /『RIOT CITY BLUES』
書き出してみるとずいぶんとっちらかった、ハイとロウを行ったり来たりする5枚。週末のダンスフロアで出会って強烈な印象を残し、そのまま音源を何度も聞き続けた作品と、ひとりぼんやりと過ごすウィークデイのおともにした作品を。曽我部にいさんを改めて愛聴するようになったのも、このアルバムに依るところが多い。いろんな夜を思い出させる5枚。
やっぱロックンロールは明るくなくっちゃ!
]]>
digest20's
2010-10-30T12:37:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414727
Don't trust anyone under thirty! (holi's 2006)
DJを始めた年であり、EXV的にはアオキとイワホリが初遭遇したのもこの年。というわけでここまでtomorrow's songをやっていなかったというのも今となっては不思議な感じ。あと、youtubeが一般に浸透した年っていうのは歴史の教科書レベルな出来事なんじゃないだろうか。
...
Holi's 2006
The Beaches / The Beaches
The Flaming Lips / At War With The Mystics
The Pipettes / The Pipettes
Arctic Monkeys / Whatever People Say I am, That's What I'm Not
曽我部恵一 / Love City
勿論当時どのアルバムも愛聴したのだけれど、今回の5枚は当時の5枚というよりは、2010年の今も聴きたい、DJでかけたいアルバムという観点で選んでいます。なんで、Fratellisとか、"country Girl"のプライマルとかの方が当時の再生回数は多いかなと思うんだけれど、選外にしました。とはいえやはりアークティックは外せないっすね。
そして、ビーチズ。あんなに良かったジェリーリーを止めて何をするのかと思ったら突然のサマー宣言。ストレートなロックンロールからレゲエやダブといったビートを積極的に取り入れ『パンク』というスタイルを更新していったクラッシュを思えばJLPからビーチズへの進化は非常に理にかなったものであるけれど、こんなバンド他の何処にもいないよなー。2010年、これまた唐突にロングバケーションに入ったけれど、ヒサシさん、次の一手も楽しみにしています。
]]>
digest20's
2010-10-29T12:14:00+09:00
holi
JUGEM
holi
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414725
10/27 Scoobie Do "Tour Funk-a-lismo vol.6" at 横浜 Club Lizard
(連載企画の途中ですが、どうにも黙ってられないんでライヴレポート!)
夢みたいに 夢みたいに 過ぎる時の中
あなたにだけ あなたにだけ 何度も恋をする
夜明け前のボヘミアンステージで「このツアーが終わるまで2010年の夏は終わらないからな!」ってコヤマ...
(連載企画の途中ですが、どうにも黙ってられないんでライヴレポート!)
夢みたいに 夢みたいに 過ぎる時の中
あなたにだけ あなたにだけ 何度も恋をする
夜明け前のボヘミアンステージで「このツアーが終わるまで2010年の夏は終わらないからな!」ってコヤマシュウと約束したのに、なんだか世の中は木枯らしが吹いたとか冬のにおいがしたとか言ってるので、ちょっと活入れてもらってきました。夏を終わらせんなよ!
週のまんなかにも関わらず、なかなかの人出。みんな好き勝手に踊りたいので前方に向かってぎゅう詰めにならないのも彼らのファンらしくていいじゃない。そして、ひとたび白いスーツに身を包んだコヤマシュウがステージにあがれば、みんなみんな彼に恋をする。煽られるまま声を上げて、リズムに体を揺らして、思いっきり音におぼれる。
「世の中いいことばっかりじゃない、でも悪いことばっかりじゃない。今日ここにいるおまえらは、つまんないことをふっとばす音楽の力を知ってるんだろ?だからここに来たんだろ?最高だぜエビバデ!」
…たまんねえなあ。卒業式の金八先生かと見まごう流暢さ。でも、それより100倍饒舌なのが彼らの叩き出すサウンドなわけで。気持ちのこもった音がふたつ鳴ればそれはもうビートで、誰かのための音階がふたつあればそれはもうメロディなんだって事を実感する。音楽ってほんとうにシンプルで、誰かと分かち合いたい気持ちがライヴのすべて。それ以外にはない。今日も今日とてすっかり骨抜きにされてしまったや。
胸をときめかす夏と恋のナンバー、そしてアツい男たちをぎっしり詰め込んで走るバンドワゴンこと、Tour Funk-a-lismo vol.6はここから後半戦。お近くの街にヤツらがきたらぜひお運びください。心がはりさける前に あなたに会いに行くんだぜ!
]]>
live/fes report
2010-10-29T00:00:00+09:00
eri
JUGEM
eri
-
http://journal.exhivision.net/?eid=1414726
Don't trust anyone under thirty! (holi's 2005)
この翌年、2006年にDJを始めるのですが、そのきっかけとなる仲間と出会ったのがこの年。色々と感慨深いものがあるなー。初めてサマソニへ行ったのもメタモへ行ったのもエレグラへ行ったのもこの年。
Iwaholi's 2005
junior senior / hey hey, my my, yo yo
M.I.A /...
Iwaholi's 2005
junior senior / hey hey, my my, yo yo
M.I.A / Arular
soulwax / nite versions
くるり / NIKKI
髭 / Thank you, Beatles
2manyDj'sのミックスCDやキツネのコンピレーションが代官山のボンジュール辺りから火が付き、いわゆるエレクトロがダンス・ミュージックの表舞台に出て来たり、M.I.Aに代表される第三世界のビートが僕のようなロック・リスナーの耳にも届き始めたのが、この年位からだったのかな。特にsoulwaxに代表される「マッシュアップ」-2つの曲をごちゃ混ぜにして再構築するスタイルにとにかくハマって、夜な夜なブートレガーのブログを回ってチェックしてた。この辺りもう完全に、シャッフル再生を前提とした、iTunesの中がメルティング・ポッドと化す音楽の聴き方にマッチしていたというか、引っ張られているね。
]]>
digest20's
2010-10-28T11:29:00+09:00
holi
JUGEM
holi