「Hello 僕はここにいるよ 持ちきれない夢抱えて
 Hello 変わらない思いを 何も言わずに抱きしめる」

ステージのセンターにスタンドマイクがひとつ。ギターを弾く時もブームタイプではなくストレートのスタンドなのは、きっとロックンロールの先人に対する敬意の表れで。ぎっしりと埋まった客席に向かい、ピンスポットを浴びながら「僕はここにいるよ」と歌う姿に、心底幸せな気分になる。黒沢健一 TOUR without electricity 2008初日、横浜赤レンガ倉庫ホールでのひと幕でした。

「歌のうまいヴォーカリスト」とか「自分の想いを伝えるべくして歌を歌うひと」とか「決してうまくはないけどなぜだか心に残る歌い手」とか、いろんなタイプのうたうたいが世の中にはいますが、健ちゃんは「歌を歌うために生まれてきた」と勝手に断定したくなるような、それほどに音楽の神様に愛されているヴォーカリストだと思う。L-Rの頃からライヴのよさには定評があったけど、昨年末からのアコギ+ピアノの最小編成で奏でられる歌の美しさと力強さは、またちょっとレベルが違う。ああ、どこまで進化するんだろう、この人は。

決して大きくはないからだのどこから、あんなに朗々とした声が生まれるのか。古き良き時代のロックンロールの薫陶を十分に受けた歌い回しとシャウト、ポップス黄金期のセオリーに則った甘いメロディ、どこをとっても非の打ち所がない。アンコールの一番最後を飾ったGod Only Knowsのがホールの残響に消えていった一瞬が、一夜明けても耳に焼き付いて離れないのです。

昨年末のライヴをパッケージしたライヴアルバムが、6/4に発売。これから全国をめぐるツアー会場でも順次先行販売されるそう。できることならば生の彼を見てほしいけれど、この音源でもじゅうぶんにすごさを感じられると思います。うん。

■黒沢健一 オフィシャルサイト
■iTS : 黒沢健一

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