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奴隷天国 / エレファントカシマシ
キャリアの長いバンドというのは、幸福な反面、厄介なところもある。それは、長生きな故に、どの時期に出会ったかで、そのバンドへの印象や思い入れが世代によって、人によって変わってしまうということ。アッシュなんかにしても、齢30にしてキャリア15年という若年寄りっぷりからか、客層によってキラー・トラックがばらけてくるし。
結成27年、エレファントカシマシにしてもそう、「ウコンの力」で彼等を知った、なんて人が出てくると思うと、なんて言えば良いのか分からなくなってくるし、この前、自分より5つくらい下の知人に「エレファントカシマシの人はビヨークに似てる!」と言われたときは、今まで自分は何を見て生きて来たのかと、思わず半生を振り返ってしまった。
まぁそれは冗談として、エレカシと言うバンドは、どのアルバムを紹介するかによって、大きく印象が変わってしまうバンドである。ウィキを見るのが一番早いかと思うが、現在までに計4つのレコード会社を渡り歩き、大きく分ければ、レコード会社の移籍のタイミングが節目とばかりに、モード・チェンジをしているようにも見える。恐らく、お茶の間レベルではポニーキャニオン期の、CM/ドラマタイアップを連発していたエレカシが、そして、「ロック・イン・ジャパン」以降のフェス世代のロックファンには、"ガストロンジャー"のEMI期の宮本の印象が強いのだとは思う。しかし、唯一iTSのカタログに収められていない、エピック時代のエレカシを知らないと言うのは、あまりに不幸なことだと思うのだ。
大体、エレカシと言えば、並ぶのはU2かバンプ・オブ・チキンくらいの、メンバが中学-高校時代から変わらず活動するという、幼なじみとしての結束が深いバンドだ。にもかかわらず彼等のデビューシングル"デーデ"では「友達なんかはいらないさ/金があればいい」と歌っている。バンプのライブで、藤原が曲中に、増川に飛びかかってTシャツを破ろうとしたりするか?U2のボノが、ファンと寝ることはあっても、「往生して果てろ、屍め」と罵るか?
「エレカシで泣く」と言うフレーズは、現代においては「頑張ろうぜ」と励まされて胸を揺さぶられることのようだが、96年までは間違いなく、うだつの上がらない現実から目をそらしたくてロックを聴いていると言うのに、生温い己の心の弱さを見透かされ、罵倒され、再び失意に立たされる、そんな悔し涙のことを指したはず。そんなエレカシを知らない、という人は、四の五の言わず下の動画を見て欲しい。

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