リッスントゥザミュージック 僕たちの未来年末以来指折り数えて待っていたエレカシのニューアルバム!メーカーを移籍し、新しいプロデューサーをむかえて、そのタイトル通り心機一転となったアルバムは、いままでのエレカシのもつ陰の部分と、ここ2枚のシングルにあるとび抜けたポップ感のバランスが非常に素晴らしいのだけど、本日はあえてこの一曲を推します。推させてください。エレカシ史上、というかアオキ史上もっとも美しくて切ない別れのうた。
リッスントゥザミュージック 明日は晴れかい?
アルバム4曲目、それまでの高いテンションがふっと緩んだみやじの声。訥々と歌いだされるのは、井の頭公園のベンチに座るふたりの恋人。許しがたい諍いや、すれ違いがあったわけでもないけれど、いつまでもふたりこのままではいられない事だけはわかってる。下手なドラマよりもずっと鮮やかに情景が浮かんでじわりとさせられる。そしてタイトルが「リッスントゥザミュージック」だなんてさあ?
アコギひとつから少しずつ楽器が増えて、ここぞとばかりにストリングスやオルガンのフレーズがそっと差し込まれる。間奏でAメロを口笛でなぞるとこなんてもう!いかにも「ここで泣け」と言わんばかりの大げさなオーケストレーションですが、この際黙ってお言葉に甘えたい所存であります。べそべそ。
■リッスントゥザミュージック / エレファントカシマシ
- 2008.02.02 Saturday
- iTS
- 01:17
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- by eri
はじめまして、トラックバックありがとうございます。
あんなにキュートに駄々をこねる40歳はご遠慮です!
…いや、でも、許しちゃう、きっと(笑)。