秋のピアノマン特集第三夜 でご紹介したClingon(2006年活動休止)のヴォーカル・ピアノの木村氏が、長い試行錯誤と戸惑いを乗り越えて、待望のソロデビュー。木村はん、おひさしぶりです!
Clingon時代は緻密な構成、凝った音作りと圧倒的な演奏力で、聞く人を圧倒する曲作りをしていたのだけど、バンドを辞め、じっくりひとり音楽と向き合って作られた「ハロー」はとてもシンプルなポップソング。目まぐるしい転調も、意味深な歌詞も、圧倒的な音の空間もない。それでもしっかりとした歌心と、彼のピアノだけは揺らがない。むしろ、当時よりも澄み切った思いが聞こえてくるようで。
正直なところ、ドラムがボヤボヤしていたり、ブラスパートが浮き出して聞こえたり、今までに彼が生み出してきた音を知るものとしてはちょっともったいないなあ、と思う部分はあるのです。だけど、それよりもっと重要なのは、彼がまた楽器を携えて、多くの人に届けるための歌をうたい始めた、ということ。それだけで、ほんとうに、嬉しいのです。
カヴァーを含む4曲入りのシングルはタワーレコード限定で発売中。
お近くでない方は@towerでぜひどうぞ!
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- 2007.11.27 Tuesday
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- 00:33
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- by eri