Tomorrow's Song

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pilgrim / 山田稔明


ゴメスの最新作『ripple』からちょうど4年、初のソロアルバムがようやくリリース。この4年もコンスタントにライヴを重ねていたので「待望」という言葉がまさに相応しい。3/14の恵比寿天窓Switchは先行リリース会場のはずなのに、初めて耳にする曲がほとんどないという不思議な空間でした。お年賀に書き添えられていた言葉は"SING A SONG"の一節でした。

今回のアルバムタイトルである Pilgrim/ピルグリム は「旅人」という意味なのだけど、TravellerとかTouristとかVoyagerに比べると精神的な意味合いが強くて、例えばお遍路さんのことは"Ohenro Pilgrim"と言うらしい。日本語だと「巡礼者」が一番ニュアンスが近いのかな。

とはいえ、大仰に振りかぶったような内容ではなく、彼らしい、とても日常的な風景を切り取った楽曲が並びます。日々の生活に繰り返しなどなく、進める足取りのひとつひとつは自らの行くべき場所への旅路である、と。自宅スタジオで時間をかけて丁寧に作り込まれはサウンドは驚くほど音像がくっきりとしていて、鮮やかに風景を描く。

山田氏の紡ぐ音や言葉は、ライヴでこぶしを振り上げ踊り倒したり深夜のクラブにて爆音で供されるよりも、仕事に通う道すがらとか洗濯をしたりとか、そんな普段の生活に色を付けるように聴くのが似合う。それはゴメス初期からずっと変わらなくて、季節の折々に彼の歌を思い出す事も多い。とりあえず、明日からは "blue moon skyline" 冒頭の「携帯、鍵、財布とカメラ/飴玉いくつかと読みかけの本」というフレーズを口ずさみながら朝の支度をするのでしょう。

ちなみに、しばらくの間は店頭流通に乗らない形、ライヴ会場の手売りと通販のみの販売になるそう。昨日の先行リリースをうけてオフィシャルサイトプレオーダーが始まってます。myspaceでも収録曲のいくつかが聴けるよう。

■myspace: 山田稔明 with kicking birds
■GTH.COM: pilgrim特設サイト
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