iTunes8の目玉機能である「天才DJ」ことGeniusを試してみました。正直なところ最近鈍重になるiTunesに嫌気がさしてアップデートをサボっていたのですが、これは自分のライブラリで試してみないとわからないなあ、と思って。
まず、ここんとこデビューアルバムをよく聴いてる、2008年ブライテスト・ホープ(ていってもいいよね?)Black Kids / I'm Not Teach Your Boyfriend How To Dance With Youからスタートするとこんな感じ。
みごとなUKインディロック祭りというか、タナソウの影がちらつくというか。邦楽がないのはもちろんのこと、うちのライブラリには唸るほどあるはずの90sブリットポップのかけらも見えない。次はまあ、ベタなかんじでワタクシの青春、Bump Of Chicken / ガラスのブルース からスタート。
あまりにも渋谷陽一というか山崎洋一郎の顔が浮かびすぎる。今年のCDJ3日目とかこんなブッキングでいいんじゃないか、もう。EXILEがいろんな意味で異彩を放ってますが、気にしない(なにを思ってライブラリに入れたんだろう…)。
現在のところ、iTSで購入できる曲だけが対象なので、抱き合わせの購入履歴とかライブラリの共有率、あとはBPMやリズムパタンなんかを基準に判断してるのだろうけど、広大なネット越しの集合知の精度の高さを思い知らされる。そういうわけで、geniusの選曲は奇を衒うことなく手触りの似た曲を並べてあって、ソツがなくて聴きやすくはあるんだけど、何の物語もカタルシスも生み出さない(そりゃそうだ)。
KYOTO JAZZ MASSIVEの沖野氏をして「DJ=Definitive Judgement」と言わしめるように、前後の文脈を読みその曲の来歴に思いを込めて曲を紡いでいって、そして時には予定調和をぶちこわす意外性をもった判断が出来るのがDJの面白いところなんだよなあ…と、なんだか話が大きくなってきたので広げっぱなしですが、今夜は我らがホームパーティであるSpinASS@三軒茶屋Chromeなのでこの辺で。あ、この秋はふたりともやたらアグレッシブにDJやります。サイドバーにスケジュールをまとめておいたので、どうぞ遊びにきてください!チャオ!
- 2008.09.28 Sunday
- topics
- 00:38
- comments(0)
- trackbacks(1)
- by eri