リリースから1週間経って、ようやくプレイリストに入れました。単なる「アルバム購入特典」と言ってしまうには気合いの入りすぎている、そして熱のこもりすぎているライヴ盤、"PBLive I" を。どこまでも手を抜かないというか、とにかく自分たちの音を誰かの手元に届けたくてしかたないのだろうな、と思わせる一枚。収録されているのは、その多くがライヴハウスと通販のみで売られている「幻の2nd」こと "LOST AND FOUND" に収録されているもの。と、いうことは "GroundDisco" で初めて彼らの音に触れたひとにとっては、全く別の新曲群として響くわけで。太っ腹にもほどがある。
きちんとマルチで録られていたであろうライヴ音源は非常にハイクオリティだし、ライヴだからこそ見える各人の個性もはっきりと聴こえる。例えば「さよならメトロノーム」で、一気にハイトーンへ駆け上がるナカノ氏の声に驚いてみたり(感情があふれかえってカミカミなMCさえもすてきだ)、リズム隊と呼ぶにはあまりにもメロディアスでセクシーな倉田氏のベースにうっとりしたり、音源よりも数倍攻撃的な恒松氏の鍵盤の破壊力に腰を抜かしてみたり。アイ姐さんのドラミングの男前っぷりもたまんない。
こういうライヴ盤ってどうしてもオマケぽかったり、「現場はこんなじゃないんだけどな」という気分にさせられたりもするのだけど、今作に限っては、実際のステージから鳴る音にすごく近いものになっていると思う(まあ、まだ二度ばかりしかみたことがないのだけど)。ここから伝わらないのは、ステージにいるメンバーの表情、身体を揺らす音圧、そして素晴らしいライヴが持つ魔法みたいな不思議な雰囲気。まもなく始まるツアー、お近くに彼らがいるようならぜひともお運びください。ホントに。
アルバムに同封されているパスコードを使ってototoyからDLするのだけど、PDFファイルもついてくるのがニクい。そりゃあ印刷してケースにも入れますよ。ねえ。
■PBL: GroundDisco特設サイト
- 2011.01.20 Thursday
- PaperBagLunchbox
- 23:16
- comments(0)
- trackbacks(0)
- by eri