ぼんやりとした正月気分をまだ引きずりつつ(仕事始めはもうちょっと先!)年末にTwitter上でつぶやかれた、すばらしいスガシカオ論考をご紹介。いわゆる音楽畑ではない、熱心な愛好家であるひとりの人からこういうテキストが出てくるのって、なんだかとてもワクワクする。
■Togetter :「スガシカオは如何にして10年選手のミュージシャンとなったか」
デビュー以来、気がつけば「なんかちょっと変わった?」と思いつつ付き合ってきたシカオちゃんの歩みが、驚くほど明解に整理され、論じられている。それこそ "CLOVER"で出会い、初めて見たライヴ(それはちょうどFamily Suger期だった)のどファンクぶりに度肝を抜かれのめりこんだ自分にぴったりハマる。あまり熱心に彼の音楽以外の言動を追いかけてはいなかったので、改めて読むと非常に納得がいくもので面白い。
論考の最後に引用されている、シカオちゃんの発言がたいへん素敵なので再掲しておく。いやあ、このおっさんあらためてすごい。
■Togetter :「スガシカオは如何にして10年選手のミュージシャンとなったか」
デビュー以来、気がつけば「なんかちょっと変わった?」と思いつつ付き合ってきたシカオちゃんの歩みが、驚くほど明解に整理され、論じられている。それこそ "CLOVER"で出会い、初めて見たライヴ(それはちょうどFamily Suger期だった)のどファンクぶりに度肝を抜かれのめりこんだ自分にぴったりハマる。あまり熱心に彼の音楽以外の言動を追いかけてはいなかったので、改めて読むと非常に納得がいくもので面白い。
論考の最後に引用されている、シカオちゃんの発言がたいへん素敵なので再掲しておく。いやあ、このおっさんあらためてすごい。
たとえばさ、木に実がなっててさ、偶然通りがかって食べたらおいしくって、だけど3日後に来たら実が熟して、もう食べられませんでしたと。でも木は生きてるんだから、それは当然のことで。木に対して『どうして腐ったんだ!?』ってことは言わないじゃない?誰も。長く、変化を続ける彼のキャリアから、いちばん最初と、最新の曲を。
僕らもおんなじですよね。10代の頃からずっと音楽をやってきて、その時にできあがった最高のものを果実として出すわけですよ。それが商品になってて、みんなに届くわけ。で、偶然そん時に自分と肌が合ったと。
でも僕はもうそこには、すでにそん時いないんですよ。〈黄金の月〉を作った時はもう〈あまい果実〉のことを考えてたし、〈あまい果実〉を作った時はもう次のステップのことを考えてた。というふうにどんどん前に歩いていくし、成長していくし。もしかしたら腐っていってんのかもしんないし――
- 2011.01.04 Tuesday
- books/magazine
- 11:00
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- by eri